皆さま、こんにちは!

 

前回のブログで久大本線・豊後森駅のことを書きました。

久大本線・豊後森駅

豊後森駅の東側には

昭和9年に開設された豊後森機関区(昭和46年廃止)があり、

ホームからも巨大な扇形庫が見えるのですよ。

この機関庫が昨年11月に

「豊後森機関庫ミュージアム」としてオープンしたらしく。

昨年7月末のことですが

オープン目前のミュージアムを訪れました。

 

まず訪れたのは

駅のすぐ隣にある観光案内所です。

機関庫までの道順は

ここで懇切丁寧に教えてくれましたよ。

久大本線・豊後森駅

「SLがやってくる!」のポスターからも、

ミュージアム開設の期待感を感じますよね。

水戸岡デザインが施された豊後森駅同様に

シックな印象の観光案内所でした。

 

豊後森駅からは

教えてもらった道順通りに駅前通りを東上します。

5分ほど歩くと見えてくる

目印の酒屋さんがあるT字路を右折。

久大本線・豊後森駅

 

先に進むと久大本線の踏切が見えてきて

ここを渡れば豊後森機関庫です。

久大本線・豊後森駅

久大本線・豊後森駅

 

機関庫、でっけぇ。

久大本線・豊後森駅

 

機関庫が大きすぎて

どの角度から撮っても1枚の写真に収まりませんわ。

久大本線・豊後森駅

久大本線・豊後森駅

昭和9年に開設された豊後森機関区、

久大本線を支える蒸気機関車の車庫でして、

久大本線が無煙化された

昭和45年(廃止は昭和46年)まで活躍したとか。

個人的には

その後に宮原線で活躍したキハ07が

保管されていた場所としての印象の方が強かったりします。

このキハ07は現在、九州鉄道記念館で保存中ですよ。

 

機関庫から豊後森駅を見る。

結構距離が離れてますね。

久大本線・豊後森駅

 

航空写真で見るとこんな感じでした。

豊後森機関庫が盛況な頃の

昭和23年に撮影された写真です。

久大本線・豊後森駅

 

豊後森機関庫ミュージアムでは開設に合わせて

1両の蒸気機関車が保存されることになりまして、

やってきたのがこちらのキューロク、29612でしたの。

久大本線・豊後森駅

久大本線・豊後森駅

ピッカピカのキューロク、

元は福岡県の志免町メインパークに保存されていたモノだそうですが、

解体の危機に面してたところ

修繕されてここにやってきたそうで。

まるで新車のような輝きですね。

個人的には庫内で保存されていてもいいような気がしますが。

観光案内所に貼られたポスターのSL

この29612のことだったんだ。

 

ミュージアム内からは扇形庫の正面側が見れますが、

ぜひとも見ていただきたいのが沿道から見える裏側です。

沿道に入るには結構歩きますけど

絶対に後悔はさせませんぜ。

久大本線・豊後森駅

もしくはミュージアムに入らずに最初から裏側に回るか…

 

沿道からは立ち入りが規制されているミュージアム内以上に

扇形庫を間近に見ることが出来るのですが

機関庫の側面に注目されたし。

久大本線・豊後森駅

久大本線・豊後森駅

 

昭和20年8月4日、

豊後森機関庫は米軍による機銃掃射に遭い

職員さん3人の尊い命が犠牲に。

その時に受けた数多くの銃痕を

今でも見ることが出来るのでした。

久大本線・豊後森駅

 

戦時中は鉄道施設って

どこも攻撃の対象だったんですよね…

久大本線・豊後森駅

 

豊後森機関庫ミュージアム周辺では、

扇形庫以外にも

機関庫時代の貴重な建物を見ることが出来ます。

鉄道ファンでしたら

一度は足を運ぶべきスポットですよ。

久大本線・豊後森駅

 

この日はミュージアムのオープン前で

まだまだ準備中でしたが、

園内のいたる所に

ミニSLの線路が敷設されてました。

総延長316メートル、

西日本最大規模のミニSLだそうです。

久大本線・豊後森駅

数多くの鉄道遺産で楽しんだ豊後森駅。

ここから車を20分ほど走らせると

景観が素晴らしい中津町の温泉街にたどり着きます。

今回はここで前泊したのですが…

その様子は次回のブログに続きます。

 

(続きもチェックくださいね)

 

豊後森機関庫といえばこのPVですよね!

 

 

 

久大本線

 

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