皆さま、おはようございます!
佐賀の旅もいよいよ終わり。
見てお気づきかもしれませんが、この建物も
東京駅丸の内口を設計した辰野金吾博士が監修したものなのです。
竣工年は明治43年で、東京駅よりも古い「辰野式建築」物ですのよ。
※「辰野式建築」とは、赤レンガの中に白い御影石を帯状に配した意匠で、
イギリスのクイーン・アン様式を日本化したデザインだそうです。
この建物は平成9年まで、佐賀銀行唐津支店で使われていたとか。
真鍮製のカウンターや暖炉もそのままの姿で使われていたそうです。
銀行として現役の頃を見たかった…
自分がここに来たかった理由ですが、博士は唐津市出身だそうで、
2階には、地元出身の博士が携わった建物の資料館があり、
驚いたのは、東京駅の部品の試作品が未だ多く現存していること。
東京駅建設には唐津の企業が多く携わっていることを知りました。
駅ファンはもちろん、鉄道ファンも必見の資料館間違いなしです!
そして再び、武雄温泉にやって来ました。
温泉が気持ちよくて、旅行中に3回も来ちゃいましたわ。
この桜門も博士が設計したモノなのですが、
東京駅と同じ年に竣工(正確には半年遅れで年号的には翌年だそうです)
しており建立100年を超過。
これを記念し、3月31日までの期間限定で一般公開されてるのでした。
東京駅のドームに掲げられている十二支の中の8枚の壁画。
残り4枚がここ桜門の中にあるらしく、
東京駅と武雄温泉の十二支の関連性については謎が多く、
この2箇所で十二支が揃うのは、単なる偶然との見方も強いようです。
が、東京駅が復元された際に、武雄温泉の十二支は東京駅に出張、
対面も果たしたようですね。
武雄温泉の十二支を見たい方はこの機会にぜひ。
毎週火曜日はお休み、朝9~10時の1時間限定公開ですよ!
もちろん、旅の最中は佐賀県内の駅巡りも楽しんできました。
わかりづらいですけど臨時駅のバルーンさが駅です。
旅の最後は博士が設計した東京駅で〆。
武雄温泉を訪ねた後に、改めて東京駅のドームを見る。
十二支の謎については
武雄温泉のガイドさんからいろいろとお話を聞きましたので、
後にブログにアップします。
国内に約230造られた、博士が携わった建物のうち、
現存してるのは約30ほどだそうです。
東北では、岩手銀行中ノ橋支店がそれとか。