皆さま、おはようございます!

佐賀の旅もいよいよ終わり。

最終日の昨日は、旧唐津銀行本店に行ってきました。
g02050/辰野金吾博士

見てお気づきかもしれませんが、この建物も

東京駅丸の内口を設計した辰野金吾博士が監修したものなのです。
竣工年は明治43年で、東京駅よりも古い「辰野式建築」物ですのよ。

※「辰野式建築」とは、赤レンガの中に白い御影石を帯状に配した意匠で、

イギリスのクイーン・アン様式を日本化したデザインだそうです。

この建物は平成9年まで、佐賀銀行唐津支店で使われていたとか。

真鍮製のカウンターや暖炉もそのままの姿で使われていたそうです。

銀行として現役の頃を見たかった…
g02051/辰野金吾博士

自分がここに来たかった理由ですが、博士は唐津市出身だそうで、

2階には、地元出身の博士が携わった建物の資料館があり、

それをじっくりと見たかったのです。
g02052/辰野金吾博士


g02053/辰野金吾博士

驚いたのは、東京駅の部品の試作品が未だ多く現存していること。

貴重な品々ですが、これらも見ることが出来ましたよ。
g02054/辰野金吾博士

東京駅建設には唐津の企業が多く携わっていることを知りました。

駅ファンはもちろん、鉄道ファンも必見の資料館間違いなしです!

そして再び、武雄温泉にやって来ました。

温泉が気持ちよくて、旅行中に3回も来ちゃいましたわ。
g02055/辰野金吾博士

この桜門も博士が設計したモノなのですが、

東京駅と同じ年に竣工(正確には半年遅れで年号的には翌年だそうです)

しており建立100年を超過。

これを記念し、3月31日までの期間限定で一般公開されてるのでした。
g02056/辰野金吾博士

東京駅のドームに掲げられている十二支の中の8枚の壁画。

残り4枚がここ桜門の中にあるらしく、

慌てて一般公開のこの機会に来ましたのよ。
g02057/辰野金吾博士

東京駅と武雄温泉の十二支の関連性については謎が多く、

この2箇所で十二支が揃うのは、単なる偶然との見方も強いようです。

が、東京駅が復元された際に、武雄温泉の十二支は東京駅に出張、

対面も果たしたようですね。

武雄温泉の十二支を見たい方はこの機会にぜひ。

毎週火曜日はお休み、朝9~10時の1時間限定公開ですよ!

もちろん、旅の最中は佐賀県内の駅巡りも楽しんできました。
g0205a/辰野金吾博士

わかりづらいですけど臨時駅のバルーンさが駅です。

旅の最後は博士が設計した東京駅で〆。
g0205b/辰野金吾博士

武雄温泉を訪ねた後に、改めて東京駅のドームを見る。
g0205c/辰野金吾博士

十二支の謎については

武雄温泉のガイドさんからいろいろとお話を聞きましたので、
後にブログにアップします。
g0205d/辰野金吾博士

国内に約230造られた、博士が携わった建物のうち、

現存してるのは約30ほどだそうです。

東北では、岩手銀行中ノ橋支店がそれとか。

こちらも早い時期に見に行きたいっすね。

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