皆さま、こんにちは!
今年の7月のことですが、
所要がありまして茨城県東茨城郡の大洗町に行ってきました。
大洗といえば鹿島臨海鉄道の大洗鹿島線ですね。
ここの駅はいずれも高架構造でデザインの独創性も乏しく、
全然面白味がないと思っていたのですが…とんでもございませんぜ☆
訪れてみるとなかなかユニークな駅揃いでしたのよ。
鹿島臨海鉄道大洗鹿島線・常澄(つねずみ)駅です!
高架構造である点は大洗鹿島線の他の駅と共通のモノですが、
常澄駅はホームから見える景色に特色がありますのよ。
でもその話の前に…
大洗鹿島線は水戸-鹿島間を結ぶ路線として、
国鉄主導で建設が進められた路線でした。
ところが、昭和60年に開通といいう段階に差しかかったところで
赤字続きの国鉄が地方交通線を開通させるのは不適と判断され、
結果、第三セクターの鹿島臨海鉄道によって開通したのです。
計画段階では将来的に特急列車の運行も予定されていたようで、
全線が高規格構造で敷設。
JRと接続する水戸駅構内以外はすべて高架線という、
超近代的な路線なのでした。
そんな理由から、まるで新幹線のような高架線の上にある常澄駅。
なのにエレベーターが無いのが何とも国鉄ちっくです。
こちらの階段を昇ってホームにイン。
田んぼのど真ん中にポッカリ浮いた常澄駅ホームに辿り着きました。
そこはまるで天空の城のようでしたよ。
周りはどこを見ても田んぼです。
常澄駅のホームからも見えるのですが、
ここから大洗駅方面行きの列車に乗ると、
右手側の車窓に間もなくこれが現れますのよ。
田んぼアートでした!
実は自分、田んぼアートの写真をキレイに撮りたくて
必死になってカメラを構えていたのですけど、
思いのほか列車の速度が高かったみたいで…
列車はあっという間に田んぼアートの前を通過してしまいましたの。
そこで大洗駅で上りの列車に乗り換えて
く~っ、またもタイミングしくじった。
悔しいから常澄駅で下り列車に乗り換えて、3度めのチャレンジです。
これで成功…なのか?
大洗鹿島線が乗り放題の週末パスを利用していて本当によかったわ。
後で知ったのですが、常澄駅から徒歩7分の場所に
田んぼアートが間近で楽しめる見晴らし台があったみたいですね。
ちなみに「水戸みッペ」としゃべっているのは
水戸市のゆるキャラ・みとちゃんだそう。
こちらの田んぼアートは今月初旬に稲刈りされ、
今シーズンを終えたそうです。
来年、田んぼアートを楽しむ際は、
おとなしく常澄駅から歩いて向かいましょうね。
7月は緑がいっぱいだった常澄駅周辺、
ところでところで…
大洗鹿島線の高架線にはこんな切れ目があるんですけど、
将来は電化が可能な構造だったんでしょうかね?
↑(水戸駅方面)
東水戸駅
常澄駅(平成27年7月4日)
大洗駅
涸沼駅
鹿島旭駅
徳宿駅
新鉾田駅
大洋駅
鹿島灘駅
鹿島大野駅
長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅
荒野台駅
(臨)鹿島サッカースタジアム駅