皆さま、おばんです!
開通から間もなく3ヶ月が過ぎようとしてるのに、
地元民のクセして今頃になって初めて乗った仙石東北ラインの乗車記、
今回は後編です。
(前回分もよろしかったら見てくだされ)
5月30日に開通したばかりの仙石東北ラインに乗ってみた。(前編)
今回、自分が乗車したのは仙石東北ラインの緑快速で、
東仙台駅、岩切駅、陸前山王駅…と停車し、塩釜駅に到着しました。
ボックスシートで辺りを部活帰りの女子中学生に囲まれた自分。
窓側の席でクールなオジサマを装ってましたけど実は興奮しまくりです。
もちろん女子中学生にじゃありません、この先の駅のこと。
だって塩釜駅と高城町駅が隣り同士なんですもんね。
今まではこの2駅を電車で移動しようものなら
1時間近くかかってましたから。
いよいよ列車は接続線に進入…の前に、一旦列車は一時停止しました。
緑色の矢印の先に見えるのが仙石線ですよ。
ゆっくり、ゆっくりと東北本線・上り線に進入し…
思わず、涙が出そうになっちゃいました。
東北本線と仙石線の列車が目の前ですれ違う奇跡、
このシーンをファンは何年間夢見ていたことか。
中学生が爆睡中、
おっさんが感動で震えている醜態は見られずに済みました。
列車は場内信号で再度一旦停止したのち、
さっきまで東北本線にいたのに、今は仙石線を走っているミラクル。
興奮的なシーンはまだまだ続きますよ。
高城町駅を過ぎると間もなく奥松島ゾーンに突入します。
普段は仙石線のロングシートでしか楽しめなかった景色が、
HB-E210系ではクロスシートで楽しめちゃうのです。
仙石線の車両にもクロスシート(2Wayシート)が存在しますが、
あれはシートと壁の間に隙間があって寄っかかれないからダメ。
ここは陸前富山駅辺りかな?松島湾がめっちゃキレイ。
高い堤防!陸前大塚駅ですね。
堤防が徐々に低くなってきて…ではなく、
軌道の方が少しずつ高くなって…
まるでアンドロメダに向かう999の如く、
緑の矢印の先が仙石線の旧線跡ですよ。
着いたのは機械の体をタダでくれる星ではなくて、
うらら~
列車は野蒜駅を発車、更に北上します。
しつこうようですけど、緑の矢印の先が廃止された旧線ですよ。
いよいよ終着も間近か、石巻駅に向けてラストスパートです。
何度も言いますけど、
クロスシートから眺める仙石線沿線が新鮮すぎですね!
そして、
ゴール。
ちなみに緑快速の仙台駅-石巻駅間の所要時間は63分。
ダイヤ改正前に運行されていた
ノンストップ直通快速の所要時間が65分でしたから、
東北本線内が各駅停車の緑快速でも全然速いですよね。
石巻駅の仙石線ホームは高さが1,100ミリあるので
高さの低い仙台駅ホームとは違い、ステップ高さがピッタリです。
乗車記念に記念写真を撮る人多し。
開業から3ヶ月が経過しますが、仙石東北ライン人気は衰えません。
なお、5月のダイヤ改正より石巻駅は1番線ホームは仙石線専用、
2番線ホームは仙石東北ライン専用に振り分けられた模様。
以上が昨日体験した仙石東北ラインの初乗車でしたが…
仙石線、仙石東北ラインの盛り上がりとは裏腹に、
東北本線・松島駅以北の過疎感を感じたのも事実。
時間帯によっては、50分近くも列車が来ない時間帯があるようですね。
景色はいいし、何よりもその景色が
クロスシートで楽しめる仙石東北ライン。
次回はお仲間さんを誘って、
美しい風景を肴に、お酒をチビチビやりながら乗りたいです。
昨日もビールを持って乗車したんですけど、
中学生のど真ん中では、さすがにそれは出来なかった。