皆さま、おばんです!


前回のブログであさてつの甲浦駅 のことを書きましたが、

今回は甲浦駅からあさてつの起点・海部駅までの乗車記です。

(前回分もよろしかったら見てくださいね!)

【まったり駅探訪】阿佐海岸鉄道・甲浦駅に行ってきました。


前回のブログでも書きましたけど、

今年の春、あさてつファンクラブに入会したところ、

会員証とともに、甲浦駅‐海部駅間が往復乗車出来る分の

切符が同封されていたのですよ。
どうしてもこの切符を使いたくて…

はるばる仙台から甲浦駅にやって来たのです。
f05242/徳島旅

まずはあさてつの車両のことですけど、

2両の車両(ASA101、ASA301)が在籍しておりまして、

今回乗車するのは、あさてつ開業時に導入されたASA101です。
f06091/阿佐海岸鉄道ASA101

それにしても、中央と車端側の窓の大きさが違うとか、

往年のビッフェ車・オシ16を思い浮かべちゃうのは自分だけ?

こちらは中央の窓がデカいのですが…


この特異な窓配置の理由ですけど、

車内はセミクロス配置のシート構造になっておりまして、

中央のクロスシート部分は側方の展望が楽しめるよう、

側窓が大きく取られているのですよ。
f06092/阿佐海岸鉄道ASA101


f06094/阿佐海岸鉄道ASA101

そしてこのシート、乗り心地良すぎっす!

2駅先が終点だっていうのに…贅沢極まりないですよね。


ちなみに一方のロングシートですが、こちらもフッカフカなの。
f06093/阿佐海岸鉄道ASA101

この座り心地の良さ、

ぜひ最近のJR東日本の近郊型車両にも見習ってほしいわ。


そんでもって、ASA101にはこんなヘッドマークが付いてました。
f06090/阿佐海岸鉄道ASA101

伊勢えび駅長のてっちゃんです。

こちらは甲浦駅寄りのヘッドマークでして、

海部駅寄りには「あさちゃん」のマークが挙げられているんですって。


なお、リアルな伊勢えび駅長には宍喰駅で会うことが出来ますよ。
f05247/徳島旅


それでは、運転席横の前面展望スペースも確保したところで、

海部駅に向けて発車します~!
f06095/阿佐海岸鉄道ASA101


まず、あさてつの列車に乗ってみて感じたことですが、

国鉄末期に建設された新線区間らしく直線で結ばれているので、

トンネルがやたらと多い。

それと、列車の表定速度が予想以上に高いことでした。

いくつかのトンネルを潜り、車両基地が見えてくると…
f06096/阿佐海岸鉄道ASA101


わずか4分で宍喰駅に到着です!
f06097/阿佐海岸鉄道ASA101

えっ、もう着いちゃったの?ってのが正直な気持ち。

次の終点・海部駅までの所要時間は7分です。

こりゃ瞬きしている場合じゃないかもしれませんね。


宍喰駅を発車すると、再びトンネルが連続します。
f06098/阿佐海岸鉄道ASA101


この区間もトンネルがやたらと続くのですが、

その合間から見える景色がやたらと絶景なのですよ。

側窓が大きな理由、よ~くわかりました。
f06099/阿佐海岸鉄道ASA101


この景色、見てるだけでめっちゃ楽しい!
f0609a/阿佐海岸鉄道ASA101


ところが満喫する間もなく…

終点の海部駅に到着しちゃいましたの。
f0609b/阿佐海岸鉄道ASA101

阿佐東線の所要時間11分、短すぎますわ。


今回の列車、8人くらい?のお客さんが乗ってましたが、

ほとんどの方が、この先の牟岐線の列車に乗り継がれておりました。

旅行者は少なく地元の皆さんばかりでしたよ。
f0524a/徳島旅


海部駅で列車正面を覗くと、

なんとも奇妙なカタチのトンネルが見えます。
f0609c/阿佐海岸鉄道ASA101

こちら、鉄道ファンの間では有名な「町内(まちうち)トンネル」でして、

元々は普通のトンネルのように地山があったのですが、

宅地化が進むにつれ地山が削られ、

ついにはトンネルの構造物だけになってしまった

世にも奇妙な”山がないトンネル”なのですよ。


総延長、たった8,5キロしかない阿佐海岸鉄道ですけど、

見ての通り、本当に見どころの多い路線でした。
f0609d/阿佐海岸鉄道ASA101


最後にあさてつの運賃ですが、

甲浦駅‐海部駅間で270円とのこと。

安いか高いかという点ですけど…

仙台市営地下鉄の初乗り運賃が200円のせいか、

自分は全然高く感じませんでしたが…皆さまいかがでしょう?


あさてつの駅ネタも含めて、まだまだ続きます。



阿佐海岸鉄道