皆さま、おばんです!
今晩は飯田線の駅をいっちゃいます。
と言いましても、こちらの駅に訪れたのは、
飯田線・中部天竜(ちゅうぶてんりゅう)駅です!
震災があった年の10月に訪れました。
自分が飯田線を旅したのはこの時が2回目でして、
その時の旅の様子、ちょこっとだけでも読んでくだされ。
昭和60年に踏破したいい打線…もとい飯田線の思い出(平成21年10月のブログ)
当時は既に旧型電車の姿はなく、
普通列車には、投入したての119系電車が運行に就いてました。
4年前に訪れた時は現役でしたけど、
それにしても、鉄道雑誌で
新車として紹介された形式が廃車になるのって、
何だかとても複雑な気分ですよ。
中部天竜駅に話を戻します。
こちらの駅ですが、驚くことに浜松市天竜区に所在する駅なのです。
我が郷土・仙台もバカでかい街だと思ってましたけど、
浜松市のデカさには絶対に敵いませんな。
なんたって、浜松市の中心・浜松駅から中部天竜駅までは、
普通列車で2時間半もかかる距離ですから。
中部天竜駅は三信鉄道の駅として昭和9年に開業、
国鉄時代の中部天竜駅の駅舎と比べると、
どことなく垢抜けていて、新しい建物かとも思ったのですが、
開業当時から使用されている木造駅舎で間違いなさそうです。
駅舎のリニューアルの好例だと思いますよ。
木造駅舎をとことん潰しにかかっている某JR会社には
そんな駅舎とは裏腹に、
中部天竜駅のホームです。
飯田線と言えば、国鉄時代は
多種多彩な旧型国電が行き交っていた路線です。
それ目当てに飯田線を訪れたファンもさぞ多かったはず。
中部天竜駅で撮影された写真には、
目印のように、このホーム母屋根が写り込んでいましたよね。
中部天竜駅の島式ホームの手前には
2本の側線(内1本は途中で分断されてますけど)が見えますが、
こちらは昭和60年まで中部天竜駅の北側にあった、
中部天竜機関区に延びる線路でした。
余談ですけど、
国鉄最後の木造電車・サエ9320が配置されていたのも
ここ、中部天竜区でしたのよ。
その機関区跡は平成3年に整備されて、
鉄道のテーマパーク・佐久間レールパークになりましたけど、
こちらも平成21年に閉園してしまいました。
パーク内の線路、現在はすべて撤去済みです。
レールパークの面影は、
自分は結局、一度も
佐久間レールパークに訪れることはありませんでした。
ここでの一番好きな車両はクヤ165‐1だったんですけど、
閉園直後に解体されちゃったみたいですね。
ビュフェ車の面影がプンプン漂っていて、
現存してれば萌え度ナンバーワンの車両だったに違いありません。
他にも、駅の構内には佐久間発電所建設に用いられた
佐久間発電所まで延びていた貨物側線の廃線跡や
未成線である佐久間、そして佐久間ダムのことなどなど。
知れば知るほど萌え要素が満載の中部天竜駅でした。
なのに、それらをほとんどチェックせずに帰ってきてしまった自分…
というか、なんで佐久間レールパークに行かなかったのよ、自分!
…と自分自身を責めてみる。
↑(豊橋駅方面)
中部天竜駅(平成23年10月21日)
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