皆さま、おばんです!


自分、鉄道旅では快速列車をよく利用します。

東北地方では名称付きの快速列車をよく見かけるのですが、

実はこれって全国的なことではなく

大部分が北海道・東北・上信越で運行されているんですって。

知らんかったです。


いつかは東北を走る名称付き快速列車を乗り潰したな…

なんて考えていたんですけど、

快速「アテルイ」なんていうハードルの高い快速列車も存在するし、

この挑戦、まだまだ先は長そうです。


IGR線・花輪線経由を経由して盛岡駅と大館駅を結ぶ、

快速「八幡平」がありました。

1日1往復運行される快速列車ですが、

今月初旬に乗車する機会がありましたので、

今回はその時のことを書いちゃいますよ。


まずはこちら、強風が吹き荒れる奥羽本線の大館駅です。
e11150/快速八幡平

以前のブログ にも書きましたけど、

本当はこの日、弘前駅から大湊線を楽しんだ後に、

青い森線・IGR線・東北本線経由で仙台に戻ろうとしたのですが、

大湊線が強風でまさかの運休、奥羽本線もダイヤが乱れまくりで、

一番風の影響を受けにくそうな花輪線を選らんで帰ってきたのですよ。


e11155/快速八幡平

本来でしたら大館駅を11時13分に発車する快速「八幡平」ですが、

この日は接続列車の待ち合わせのために13分遅れでの発車とな。

終点の盛岡駅で東北本線の普通列車に乗り換えるのですが、

接続時間はわずか25分間なり。

果たして間に合うのかしら?


大館駅を発車した花輪線経由の快速「八幡平」は、

奥羽本線から分離すると、

大きな弧を描きながら奥羽本線をオーバークロスして…
e11152/快速八幡平


比内町の平野を突き進んでゆきます。
e11154/快速八幡平

と、ここで車内放送が。

「ご乗車ありがとうございます。

快速「八幡平号」ですが、安全運行のために

扇田駅を抜けるまでは徐行運転をします。

それに伴い列車が遅れること、ご了承くださいませ。」

ぶぇ~っ!

まぁ、こればかりは仕方がないですよね。

事故が起きては元も子もないですから。


快速「八幡平」の車両についてちょい説明を。

キハ110系で運行される花輪線、

キハ111‐キハ112の2両編成で運行される列車が多いのですが、

今回乗車した快速「八幡平」の上り列車は、

2ユニット・4両編成という、なんとも贅沢な編成ですの。
e11151/快速八幡平

余裕でワンボックスを占拠できちゃうんですよ。


ちなみに盛岡駅を夕方に発車する快速「八幡平」の下り列車は

2両編成だそうで。

キハ110系は前面展望も良いし、

快速「八幡平」を満喫するのなら、ぜひ上り列車がおすすめですぜ。
e11153/快速八幡平


話を戻します。

米代川の川辺が見えてくると、

間もなく花輪線名物のあの駅に到着です。
e11156/快速八幡平


進行方向が変わっちゃう、あの駅ですよ。
e11157/快速八幡平

スイッチバック構造の十和田南駅でした!


ここで快速「八幡平」は5分間停車します。
e11158/快速八幡平

右の線路が今まで走ってきた大館駅方向で、

左がこれから進む盛岡駅方向です


本当でしたらこの停車時間を使って

駅の外に出て見たかったのですが、

運転士さん、回復運転に躍起みたいで

早々に列車が発車しそうな気配を感じましたの。

ここは大人しく、車内でじっとしておりましたとさ。


十和田南駅を17分遅れで発車しました。
e11159/快速八幡平

サヨウナラ、さっきまで走っていた線路よ。


鹿角花輪駅への到着はやはり17分遅れ。
e1115a/快速八幡平

安比高原駅を過ぎる頃には好天に変わり、

紅葉が眩しい、八幡平の美しい景色が楽しめましたぜ!
e1115b/快速八幡平


e1115c/快速八幡平


なのになのに…
e1104a/東北ローカル線パス旅

大更駅では臨時の列車の待ち合わせ。

列車の遅れは23分と、一気に広がっちゃいましたよ。


もうね、この時点で盛岡駅での乗り換えは諦めました。

花輪線の列車は盛岡駅のIGRホーム(1番線) から発着しますので、

JR線への乗り換えは最低でも5分はかかりますからね。

2分間での乗り換えなんて、絶対にムリムリ!


そして快速「八幡平」の旅はラストスパートに突入です。

好摩駅からIGR線に乗り入れして…
e1115d/快速八幡平


23分遅れで終点の盛岡駅に到着~! ん?
e1115e/快速八幡平

あらまっ!JRの3番ホームに入線しちゃった。

実は後から知ったことなんですけど、

花輪線直通列車で唯一、この上り快速「八幡平」だけは、

IGR線のホームではなく、JRのホームに到着するんですって。

この後に乗車する列車も

快速「八幡平」の到着を待って発車してくれましたので、

難なく乗車することが出来ました。

JRの運転指令さん、GJ!


とまぁ、こんな感じで、

とても観光気分ではなかったこの日の快速「八幡平」でしたの。

なお、快速「八幡平」ですが、

各駅停車で3時間近くかかる同区間を

わずか2時間20分ほどで走り抜けます。

かつての急行「よねしろ」時代の俊足振り、今でも健在ですよ。
a02081

弘前‐盛岡のアクセスにはすごく便利な列車ですし、

また近いうちに快速「八幡平」に乗ってみま~す!


どうせまた、強風が吹き荒れるというオチがあるんでしょうけど。