皆さま、おばんです！
震災による大津波によって甚大な被害を受けた三陸鉄道北リアス線。
社員さん、そして地元の皆さまの支援によって
４月６日に全線復活したことは周知の通りです。
自分も復活後の１番列車 に乗るために、
お仲間さんと小本駅にお邪魔したのですが、
その際に、駅員さんからこんな話を聞いたんですよ。
「まもなく小本駅の駅舎がなくなります。」
えっ！？
こんな立派な建物の小本駅が無くなるなんて…
一瞬、この話を理解することが出来なかったのですが、
なんでも震災に強い複合商業施設に生まれ変わるために、
４月から解体工事が始まるとのことでした。
そして６月３０日。
またまた小本駅に立ち寄る機会がありまして、
どのように変わってしまったのか、現場を覗いてきたんですよ。
びっくりこいたさ！
小本駅、ものの見事に姿を消しました。
消したというか、正しくはこちらの仮駅舎に代わっておりましたの。
新駅舎（複合商業施設）の完成工期は平成２７年１１月。
それまでは無人駅となり、駅舎もこちらを使うんだそうです。
プレハブ造りの駅舎ですけど、
バリアフリートイレまで完備されていてなかなか立派です。
夜間はライダーの住処になりそうな予感。
全然関係のない話ですけど、
さんてつ沿線の住人皆さまが羨ましいぞ。
従来は駅舎の中の階段を伝ってホームに入りましたけど、
現在は仮駅舎から新たに設置されたアプローチを伝って入るようです。
さっそくホームに入ってみました。
まずは仮駅舎脇の通路を進みます。
階段を上がって直進。
この通路自体は、４月６日の時点ですでに完成していたんですよね。
振り返るとこんな感じです。
ここから先は旧駅舎時代からあった地下通路に突入。
エレベーターも最近、整備されたようですね。
そしてホームへ。
ホーム自体は大きな変化はありません、が…
駅舎が無いこの風景を見ると、やっぱり違和感ありありでした。
確かここは、こんな景色だったはずなのにね。
平成２５年２月に撮影した写真です。
震災直後、まだ三陸鉄道が未開通の時ですが、
仕事で付近を通った際に
小本駅だけが電気が付いていて、
中で生活用品の販売を行っていたんですよ。
ここで肉まんを１個買って、食べながら仙台に戻ったのですが、
そんな思い出があるせいか、
小本駅に来るといつも震災直後のことが思い浮かぶんです。
いつ来ても商売っ気を感じなかった売店。
お土産に買った硬券入場券。
来年の秋、
あの温かな小本駅が帰ってくることを、楽しみにお待ちしております。
（平成２５年２月の小本駅の様子はこちら）
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