皆さま、おはようございます!
上田電鉄別所線といえば、
沿線に見どころの多い路線のひとつですけど、
今回は、中でもトップクラスの風情を持つ、
上田電鉄別所線・八木沢(やぎさわ)駅です!
大正10年、別所線(当時は上田温泉電軌川西線)の駅として
開業した駅でした。
今でもこんな木造駅舎が残っている駅があったんですね。
八木沢駅のモテモテぶり、ホンモノですね。
自分もそんな風になりたいわぁ。
さて、駅ファンの自分的に八木沢駅の魅力を語りますと…
・ホーム1本だけの棒線駅だってのに、駅舎がある。
停留所タイプの無人駅でしたら、ほぼ駅舎はないかと。
八木沢駅に駅舎があるのは、駅員配置駅だった頃の名残りですから。
・その駅舎が開業当時からのもの。大正10年築(築83年)です。
JR線上の駅は、難燃化対策で簡易駅舎への建て替えが進行中です。
・更にはその駅舎が、ほぼ建立当時の姿を留めているとな。
これはすごい!
ドアも窓もサッシ化されておらず、壁板もそのまんまなのですよ。
50年以上使用を続けている施設は
産業遺産登録ができるそうですけど、
八木沢駅も、それにふさわしい駅舎だと思います。
個人的な想いですけどね。
全面板張りで、ドア以外には窓らしきものはありません。
入り口からホームに入ります。
訪れたのは2月11日のこと。雪がこんもり積もっておりました。
八木沢駅でユニークなのはこの階段です。
普通この手の階段って、建物の外に造られることが多いんですけど、
八木沢駅は駅舎内にありましたのよ。
スペース的にはこの方が有効なんでしょうけど、
なかなか他では見れない構造です。
素敵すぎますぜ☆
AKBのPVにはプラ製のベンチが登場しておりましたが、
現在はさらに旧めの木製ベンチに代わってました。
このベンチ、どこから見つけてきたんでしょうね?
駅舎の雰囲気に、これでもかってくらいにマッチしているんですけど。
この社紋、上田電鉄の前身である上田丸子電鉄のものなんですって。
漢字の上田の中央に丸子の子を模ったマークが入る紋章でした。
現在の上田電鉄の社紋は、中央の子のマークがないようですね。
しかしながら別所線では、
上田丸子電鉄時代のこの社紋を多く見かけますのよ。
このマーク探しも別所線の楽しみかも。
ディズニーリゾートで言う、隠れミッキー探しみたいなもんです。
ツィッター等でいろいろと調べて見てたら、
いきものがかりのファンの方々には有名な駅だったみたいで。
アニメの聖地とか、そんな感覚なのかしら?
そんな八木沢駅で、
自分はこのカーブがY字分岐器の遺構じゃないかとか、
ただ単に、地形を考慮してでのカーブだったみたいですね、ふんだ!
八木沢駅は別所線の終点・別所温泉駅のひとつ手前です。
別所線は昼夜問わず40分ヘッド以内で運行中、
別所線訪問の際は要チェックですよ。
訪問駅リスト(第三セクター 私鉄線 ほか)
上田電鉄別所線
上田駅
城下駅
三好町駅
赤坂上駅
上田原駅
寺下駅
神畑駅
大学前駅
八木沢駅(平成26年2月11日)