皆さま、おばんです!
今晩はここ数日続けている三陸鉄道ネタから
三陸鉄道南リアス線・三陸(さんりく)駅です!
三陸鉄道の三陸駅とは大それたネーミングの駅ですが、
ここが三陸町(現・大船渡市三陸町)の中心地だったことから
付けられた駅名だそうで、
駅自体は売店を併設した簡易委託駅でした。
駅らしい出札窓口もありますが、
大部分は売店&イートインスペースになっておりまして、
おばちゃんちょっと古めのうら若きお嬢さまたちが元気いっぱいに
そんな三陸駅ですが、国鉄盛線の駅として昭和48年に開業しました。
当時は完全な無人駅で売店もなく、
昭和52年に撮影された三陸駅周辺の航空写真です。
昭和59年の三陸鉄道開業に合せ行き違い設備が整備されたようで、
この際にホームは島式に改修されたみたい。
ホームの母屋根は中央で折れていて、
将来島式構造に転換できるよう設計されていたようですね。
さてさて、三陸駅のホームに立つとわかるのですが、
このホーム、ずいぶんと高いところにあるんですよね。
この辺り一帯は昭和8年に、
波高24メートルの津波が押し寄せたことがあるそうで、
その経験から旧・盛線区間の駅は
高い位置に駅を置いているんですって。
しかしながら、3年前の東日本大震災の際に発生した津波の波高は
想定外だったみたいです。
この地点から海側を見ても、
改めて言うのもなんですけど、
これだけの津波被害に遭いながら、
南リアス線と三陸町、よくぞ蘇ったと思いました。
三陸駅のおばちゃんちょっと古めのうら若きお嬢さまたちの
笑顔の後ろにある力強さを、
北三陸訪問の際はぜひ感じ取ってくださいね。
三陸駅(平成25年4月3日)