皆さま、こんにちは!


いよいよ今日から3月です。

ウチのチビ(18歳・♂)が来月から社会人になり、

私生活でも何かと変化のある春でしたの。

そんな自分も今月の誕生日で、四捨五入してあらふぃふに突入。

ますますジジィ化まっしぐらです。


…とは言いましても、

肩の荷がちょっぴり軽くなった分、

今まで以上にアクティブに動きますから。

まずは今月は青森強化月間、2回は足を運びますぜ!


あっ、もうひとりチビがいるの忘れてた。



ところで皆さんは「雪切り室」ってご存知ですか?

電車の構造上、

主電動機を冷却するために外気を取り込むのですが、

混じり込んだ雪によって機器を破損させないよう、

予めそれらの雪を取り除く装置(スペース)がコレなんですよ。

外から見ると大きなルーバーが付いておりますので、

すぐにわかるかと思います。


極寒地の北海道向けの電車には

当たり前のように装備されているモノなのですが、

本州ではなかなか見ることが出来ません。

有名なところでは115系の耐寒耐雪構造車(1000番台)とか、
a05014


e03010/雪切り室


417系電車とか…その他にもありましたっけ?
d0108a


d0108e

で、新幹線にも雪切り室が装備されている形式がありまして、

昨年全廃された200系が

営業用の車両としては唯一のモノだったんですよ。
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今じゃ北海道にまで新幹線が渡る時代になりましたが…


東北・上越新幹線開通以前の新幹線(0系)は雪に弱く、

関ケ原付近での雪害では

たびたび列車が運休することがあったんですよ。

車体下部に吊り下げられた主要機器に着雪することが

原因だったようですね。


そこで、東北・上越新幹線向けの車両を製作するに当たり、

「ボディーマウント方式」「スノープラウ」そして「雪切り室」という、

雪害対策3大神器の開発に重点が置かれたんです。

初の東北新幹線向け試作車・962形にこれらが採用され結果も良好、

量産形式の200系でもそのままの姿で引き継がれたのですが…


200系の登場から33年。

ボディーマウント方式や独特なスノープラウは、

今でも最新の新幹線車両に継承されておりますけど、

雪切り室は無くなっちゃいましたのよ。

主要機器の小型化や配置の見直しもあって、

すべてが床下に収まっちゃったんですって。



200系電車が肉食系、E5系が草食系な電車に見えるのは、

雪切り室の有無が大きく関係しているのではいかと思うのですが…

そのように思っているのは自分だけかしら?