皆さま、おばんです!


秘境路線で有名なJR線と言えば、

何といっても飯田線でしょう。

小和田駅や中井侍駅、為栗駅、田本駅、金野駅のように、

「なんでこんな場所に駅があるの?」

と思わせるような駅が連続しているのでした。


それらの駅の多くは、

私有線だった時代に集落ごとにつくられた停留所だったり、

ダム建設のために沿線が栄えていた頃の名残りなのですよ。


そんな秘境駅としての知名度は低いですが、

駅ファンでしたらきっと長居したくなりそうな駅が、

ここにもありますのよ。


こちらです。


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d06080/伊那小沢駅

飯田線・伊那小沢(いなこざわ)駅です!


秘境駅として有名な小和田駅の2つ隣りの駅です。

駅の開業年は小和田駅と同じ昭和11年12月で構造もほぼ一緒、

小和田駅にも似た木造駅舎があったようですが、

こちらは平成11年に解体されてしまったようです。


画像に見える構内踏切の右側、

クルマが駐車されているスペースに、

古めかしい木造駅舎があったようですね。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d06083/伊那小沢駅


伊那小沢駅は相対式ホーム2面2線構造で、

両ホームには待合室が設置されておりました。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d06082/伊那小沢駅


辺りを見渡しますが民家は少ないようで、

背後には天竜川のダイナミックな景色が広がりますの。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d06081/伊那小沢駅


ちなみに1日の乗車客数は5名とな。

駅まで続く道路は道幅が狭く、

自動車がやっと通れるほどの狭さです。

クルマでアクセスできない小和田駅ほどではありませんが、

伊那小沢駅も秘境駅の要件を十分に満たしていると思いますが。



さて、伊那小沢駅の見どころはこれからですよ。


伊那小沢駅の南側、中井侍駅寄りには、

ぽっかりとトンネルの入り口が開いているのですが、

その脇に1本の線路が延びているのですよ。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d06084/伊那小沢駅


この線路を辿ってみると…
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d06085/伊那小沢駅


なぜかこんな場所にホームが!
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d06086/伊那小沢駅

こんなホームを見せられたら、

皆さん、興奮しちゃいますよね!


ちろん自分も興奮しまくりましたよ。

旅客ホームのような立派な造りのホームで、

てっきりスイッチバック駅の遺構かと思っちゃったんですけど、

どうやらこれ、貨物輸送用に用いられた荷役ホームみたい。


もしくはこの後に、

廃止になった旧線が続いていたのではないのかと

ドキドキしながら眺めていたんですけど、

文献にもそれらしい記述はなく、

やはり単なる貨物側線だったみたいでした。

残念!



…とは言うものの、

この側線まで架線中が延びていたり、

錆びついた信号箱が転がっていたりと、

以前はそれなりに重要な任を持った側線だったようです。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d06088/伊那小沢駅


しつこいようですけど、

辺りを見渡しても、見えるのは天竜川の景色だけ。

はたしてここから、何を運んだんでしょ?
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d06087/伊那小沢駅


伊那小沢駅の側線の謎解きに時間がかかり、

しかも結果的に謎も解けずに、

3日もブログ更新が出来ませんでした。


どなたかこの側線の用途をご存知の方、

こっそり教えてくだされ。


現在は保線車両の留置線として使われているみたいですけど。




飯田線


↑(豊橋駅方面)

三河川合駅(平成23年10月21日)

池場駅(平成23年10月21日)

東栄駅(平成23年10月21日)

出馬駅(平成23年10月21日)

上市場駅(平成23年10月21日)

浦川駅(平成23年10月21日)

早瀬駅(平成23年10月21日)

下川合駅(平成23年10月21日)

中部天竜駅(平成23年10月21日)

佐久間駅(平成23年10月21日)

相月駅(平成23年10月21日)

城西駅(平成23年10月21日)

向市場駅(平成23年10月21日)

水窪駅(平成23年10月21日)

大嵐駅(平成23年10月21日)

小和田駅(平成23年10月21日) ①

中井侍駅(平成23年10月21日)

伊那小沢駅(平成23年10月21日)

鶯巣駅(平成23年10月21日)

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↓(辰野駅方面)