皆さま、こんにちは!
今日は三陸鉄道の、こちらの駅の訪問記です。
三陸鉄道南リアス線・甫嶺(ほれい)駅です!
甫嶺(ほれい)駅って読むんですね。
自分、まったく読めんかったですわ。
なんでも、この辺りの地名から由来した駅名なんだとか。
もともとはこの辺り、
民家が点在する小さな漁村だったようです。
下の航空写真は昭和52年に撮影されたものなのですが、
先の東日本大震災によって発生した大津波は、
甫嶺地区を容赦なく飲み込み、
南リアス線の一部区間が復旧したばかりの、
4月3日に訪れた甫嶺駅から見る景色は、
海側にあった民家が1軒もない…
高台にあるはずの南リアス線でしたが、
津波は線路を乗り越えて、山側の民家にも流入したそうです。
今回の復旧では、それら反省点を踏まえて、
より強固な南リアス線に生まれ変わっておりました。
甫嶺駅は高台にあるために、
こちらの階段を使ってホームに入るんですよ。
ホームや待合室は昭和48年に国鉄・盛線の駅として、
甫嶺駅が開業した当時から使われているものです。
同じ三陸沿いの気仙沼線や大船渡線でも、
復旧した路盤に目をやると、
復旧しに合わせて完成したばかりの、コンクリート製の新しい路盤が!
お隣の陸前赤崎駅もそうでしたが、
より強いに強い駅に生まれ変わったようです。
三陸鉄道の軌道は、
主幹線で使用されている50N規格のレールが、
開通当時から採用されております。
目的は高速列車に対応するためのものではなく、
メンテナンスフリーを狙ったもののようですね。
一度ここを、特急列車が快走する姿を
見てみたいような気もしますが。
そのためにもぜひJR線も、鉄路による復旧を願いたいです。
甫嶺駅の待合室でさんてつきょうだい
のポスターを発見!
この日はあいにくの悪天候でしたが、
夏場はきっと、美しい景色が楽しめる場所なんだと思います。
今年こそは、クェートから送られた気動車に揺られて、
のんびり鉄道旅でも楽しみたいですね。
冷たい飲み物をいっぱい、甫嶺、もとい、保冷バックに詰め込んで…ね。
甫嶺駅(平成25年4月3日)