皆さま、おはようございます!


今回は、ちょっぴりディープなコンテナネタで恐縮しますが、

神奈川県川崎市の大川駅から宮城県の岩沼駅まで、

荷主・日清製粉による小麦粉輸送が行われておりました。


昭和の時代にはタキ24700という、

バカでかい専用貨車が運用されていたのですが、
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-a05233


平成6年にはコンテナ輸送に切り替えられ、

やはり専用となる、

UT18Aという形式のコンテナが導入されたんですよ。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-a05230

シルバーのタンク体に青い塗装の台座を持った、

さわやかな印象を持ったコンテナですぜ☆



コンテナ輸送への置き換えから16年が過ぎ、

ついにはこのコンテナも、

新型コンテナへの置き換えが始まったのですが、

新しく製造されたコンテナの形式もやはりUT18A

かつて新幹線の0系電車が、

新製された0系によって置き換えが進められた時期がありましたが、

日清製粉のUT18Aもまさに、

そんな感じで置き換えられているんですよね。


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c01120

今回新製されたUT18Aは塗色パターンも新しく、

とても軽快な印象なのですが、

それ以上に製造技術も向上しているようでして、

自重が3.1t→2.8tに軽量化、グッと身軽になったようでした。



そしてここから本題です。


ここしばらくは、

この形式での置き換えが進むのかと思っていたのですが、

一昨日、仕事の途中で仙台貨物ターミナル駅に立ち寄ってみると、

見慣れた日清製粉の小麦粉コンテナが、

駅の構内に置かれていたのですが、形式を見てびっくりしちゃいました。

だって…
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d05160

歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d05161

UT19Aに、更なる進化を遂げていたんですよ!


ちなみにタンク・コンテナの形式の数字は、

内容積量(㎥)を示します。

ということは、新型は更に大型化されたってこと?

コンテナの場合には、1個辺りの総重量に上限がありますので、

容易くは大型化することは出来ないはずなのですが…。


それにしても、こちらが昨年新製されたUT18A。
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こちらが今回の新形式のUT19A。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d05163

まったく同じにしか見えないんですけど (;^ω^A


自重が軽くなった分、

積載容量を表記的に盛っただけのような気もするのですが。


ところで小麦粉300キロ分って、

どんだけの嵩があるんでしょうね?


うーん、

相変わらずコンテナの世界は奥が深いです。