皆さま、おばんです!
またまた三陸鉄道南リアス線復活ネタからです。
今回の南リアス線の復旧に合わせ、
3両の新製車両が導入されたのですよ。
三陸鉄道・36‐700形です!
三陸鉄道の車両は「さんりく」からの語呂合わせで、
すべて「36(さんろく)形」を名乗るのですが、
今回の3両は、空番であった700番台に整理されました。
車両は新潟トランシスが製造した軽快気動車(NDC)で、
ステップ高さを最小に抑えた、
三陸鉄道では初の簡易バリアフリー車両のようです。
旧来の36形の塗色をベースにした車体色なんですけど、
明るめの色彩や丸みを帯びたデザインが、
新製車にぴったり当てはまっている感じでした。
今回導入された36‐700形ですが、
なんと、クウェートからの資金援助によって
製造されたものなのですって。
クウェートは東日本大震災の直後にも、
500万バレルもの原油を無償で提供してくれてたらしいです。
お恥ずかしながらこの事実、まったく知りませんでした。
…というか自分、クウェートがどこにある国なのかも、
全然知りませんでしたし。
本当にお恥ずかしい限りです。
そんなことから車体には、こんなメッセージも記されております。
クウェートのこと、もっと勉強しなくちゃね。
手に持っている旗の意味を知らずに、
クウェートからの支援もあったおかげで、
無事に南リアス線の列車が復活しました。
そうそう、吉浜駅での記念式典の終了後ですが、
お隣にある三陸駅に立ち寄らせて頂いたんですよ。
実はこの日は、
3往復の列車が往来する臨時ダイヤが組まれており、
抽選によって乗車整理券が配られた最初の1往復以外の列車は、
すべて無料で乗ることが出来たのです。
列車を待つ子供たちに話を聞くと、
震災以来、列車の復活を心から楽しみにしていて、
たった1駅間だけですが、
鉄道を趣味にしている立場がら、
こうして鉄道が愛されている様子を見てると、
本当に嬉しく思いますし、
なんだかじ~んときちゃいましたよ。
三陸鉄道、
本当に多くの方々に愛され、見守られている鉄道なんだと、
改めて再確認した次第です。