皆さま、おばんです!


またまた三陸鉄道南リアス線復活ネタからです。


今回の南リアス線の復旧に合わせ、

3両の新製車両が導入されたのですよ。

それが、こちらでした。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d04050

三陸鉄道・36‐700形です!


三陸鉄道の車両は「さんりく」からの語呂合わせで、

すべて「36(さんろく)形」を名乗るのですが、

今回の3両は、空番であった700番台に整理されました。


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d04051

車両は新潟トランシスが製造した軽快気動車(NDC)で、

ステップ高さを最小に抑えた、

三陸鉄道では初の簡易バリアフリー車両のようです。


旧来の36形の塗色をベースにした車体色なんですけど、

明るめの色彩や丸みを帯びたデザインが、

新製車にぴったり当てはまっている感じでした。



今回導入された36‐700形ですが、

なんと、クウェートからの資金援助によって

製造されたものなのですって。


クウェートは東日本大震災の直後にも、

500万バレルもの原油を無償で提供してくれてたらしいです。

お恥ずかしながらこの事実、まったく知りませんでした。

…というか自分、クウェートがどこにある国なのかも、

全然知りませんでしたし。

本当にお恥ずかしい限りです。


そんなことから車体には、こんなメッセージも記されております。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d04052

クウェートのこと、もっと勉強しなくちゃね。


手に持っている旗の意味を知らずに、

一番列車に向けて振ってたお母さんも多いんじゃないのかな?
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d04039

クウェートからの支援もあったおかげで、

無事に南リアス線の列車が復活しました。



そうそう、吉浜駅での記念式典の終了後ですが、

お隣にある三陸駅に立ち寄らせて頂いたんですよ。


ホームには列車の到着を待つ小学生がいたんですね。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d04053

実はこの日は、

3往復の列車が往来する臨時ダイヤが組まれており、

抽選によって乗車整理券が配られた最初の1往復以外の列車は、

すべて無料で乗ることが出来たのです。


列車を待つ子供たちに話を聞くと、

震災以来、列車の復活を心から楽しみにしていて、

たった1駅間だけですが、

復活初日に列車に乗るために来たんですって。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d04054

鉄道を趣味にしている立場がら、

こうして鉄道が愛されている様子を見てると、

本当に嬉しく思いますし、

なんだかじ~んときちゃいましたよ。


三陸鉄道、

本当に多くの方々に愛され、見守られている鉄道なんだと、

改めて再確認した次第です。