皆さま、こんにちは！
今日は飯坂線の駅をいかせて頂きますよ。
福島交通飯坂線・花水坂（はなみずざか）駅です！
東北最大の湯の町である飯坂温泉。
その玄関口と言えば、飯坂線の飯坂温泉駅なのですが、
その飯坂温泉駅が開業する以前に、
飯坂駅を名乗っていたのが、こちらの花水坂駅なのでした。
地図を見ると、
花水坂駅の近くにも温泉宿がたくさんあるんですよね。
花水坂駅は大正１３年に飯坂線の終着駅・飯坂駅として開業しました。
当時は有人駅であり、終着駅らしい立派な木造駅舎もあったようです。
３年後の昭和２年には、
現在の終着駅である飯坂温泉駅まで区間を延長。
同時に駅名を花水坂駅に改称しました。
花水坂駅から終着の飯坂温泉駅までは、
わずか４００メートルしか離れていないんですけど、
この間、とにかく坂が急なのなんのって。
花水坂駅といい飯坂温泉駅といい、
この辺りには坂の付く地名が多いんですけど、
絶対に納得しちゃいますよ。
飯坂電車、ありがたや～
そんな花水坂駅ですが、単式ホームが１本だけの棒線駅で、
構内には、有人改札を行っていた名残りである出札所と、
ちょっと大き目な乗客待合室がありました。
なお、もともとは全長１０メートルにも満たない単車が行き交う、
ナローゲージ（７６２ｍｍ軌間）で開業した飯坂線。
施設は近代化はされているものの、
ホーム自体は当時がらのものが使用されている駅がほとんどで、
現在運行されている１０メートル車の導入に併せて、
車両が接触しないよう、ホーム幅を狭くした駅があるようです。
花水坂駅もそのひとつなのですが、
花水坂駅のホームは大きくカーブしているためか、
特に、列車とホームの間が大きく開いてるみたいですね。
せっかく温泉で体を休めに飯坂温泉に来たのに、
体を痛めて帰ることのないよう、要注意ですよ。
花水坂駅（平成２４年９月２９日）