皆さま、おはようございます!
「第27回新幹線車両基地まつり」が開催される今日も、
福島交通飯坂線の駅紹介から始めたいと思います。
美術館図書館前(びじゅつかんとしょかんまえ)駅です!
大正13年、飯坂線の開通とともに開業した駅です。
旧駅名を「森合駅」と呼びましたが、
平成3年に福島県立美術館と図書館が完成したために、
現在の駅名に改称されたんだとか。
駅前には、それらの建物は見当たらず、
実際には、歩いて5分ほどかかる場所にあるそうでした。
美術館図書館前駅も曽根田駅 と同様に、
昭和17年に敷設された専用軌道区間上に移転してきた、
2代目駅なのでした。
自分が訪れた土曜日の日中はオフタイムで、
窓口営業は行っておりませんでしたけど、
ラッシュアワーには改札業務を行っているそうですよ。
美術館図書館前駅は島式ホーム1面2線構造です。
飯坂線は福島駅を出ると、当駅までは東北本線と並走しますが、
この先で大きく右側に逸れ更には左側に上昇、
母屋根が低く、
いかにも昔の民鉄駅といった感じの美術館図書館前駅です。
面白いものが見つかるんじゃないかと思い、
駅の施設を色々と探し回ったんですけど、
この駅にもありましたよ、古レールで出来た構造物が。
ホームの母屋根に使われているものなのですが、
よく見ると、100年前のレールなんですよね。
お隣の曽根田駅でも、
カーネギー製の古レールを見つけることが出来ましたけど、
やはりこのレールの出所が気になるところです。
この先、飯坂温泉駅方面の駅では、
輸入レールは見つけられませんでしたから、
おそらくは専用軌道線が完成した時期に取り払われた、
市内線で使われていたものとは思うのですけど。
今回は美術館にも図書館にも行きませんでしたが、
目の前には東北本線も並走しておりますので、
鉄道好きは、それだけでも満足出来そうな、
美術館図書館前駅でした。
…って言うか、駅名が長すぎますって。
福島駅でもらった飯坂線の時刻表も、
メンドくさがって「美図館前駅」なんて略してましたけど。
美術館図書館前駅(平成24年9月29日)