皆さま、おはようございます!


今月の初旬、お仲間さんと山形の街を探索した時のことです。


駅の中に温泉設備がある高畠駅に立ち寄りました。

友情を深めるには、チン〇ン曝け出して、

一緒にお風呂に入るのが一番ですからね。

(注:男友達に対しての話ですよ)


それにしても高畠駅…
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c09240

無駄にでかいな。

宮殿のようなというか、ラブホのようなその造り、

高畠の街に溶け込んでいるのかどうかが気になりますが。


高畠駅に入ると、改札口の脇では、

心優しき彼が皆さまをお待ちしているのでした。


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そう、プラカードを持っている彼です!


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赤鬼くん!


皆さんは小さい頃に、

絵本「泣いた赤鬼」を読んだことを覚えてますか?

原作者の浜田広介さんの出生地がこちら、

高畠の町だったんですね。



「泣いた赤鬼」の話をざっくり書きますと、

…というか、Wikipediaから転載・脚色しました。


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とある山の中に、一人の赤鬼くんが住んでいました。


赤鬼くんはずっと人間と仲良くなりたいと思っておりまして、

家の前に

「心のやさしい鬼のうちです。どなたでもおいでください。

おいしいお菓子がございます。お茶も沸かしてございます。」

という立て札を立てておいたのです。


ところが人間たちは疑い、

誰一人、赤鬼くんの家に遊びに来ることはありませんでした。

赤鬼くんは非常に悲しみ、信用してもらえないことを悔しがり、

終いには腹を立て、

せっかく立てた立て札を引き抜いてしまったのです。


一人悲しみに暮れていた頃、

友達の青鬼くんが赤鬼くんの元を訪ねてやってきたのです。

赤鬼くんの悩みの話を聞いた青鬼くん、

ある作戦を考えついたのですよ。


「自分(青鬼)が人間の村へ出かけて大暴れをするから、

赤鬼くんはそこに来て。

そして自分をこらしめてよ。

そうすれば人間たちにも、

赤鬼くんがやさしいことがわかると思うよ。」と。


青鬼くんに申し訳ないと思う赤鬼くんでしたけど、

青鬼くんは強引に赤鬼くんを引き連れて、

人間達が住む村へと向かったのです。


そして作戦は実行されました。

青鬼くんは子供達を襲い、

赤鬼くんが懸命に子供たちを防ぎ助けます。

無事に作戦が成功したおかげで、

赤鬼くんは人間と仲良くなり、

村人達は赤鬼くんの家に遊びに来るようになったのです。


それ以来、

人間の友達が出来た赤鬼くんは充実した毎日を送りました。


だが、赤鬼くんには一つ気になることがありました。

親友である青鬼くんが、あれから一度も遊びに来ないのです。


青鬼くんにお礼も言いたくて、

赤鬼くんは青鬼くんの家を訪ねました。


しかし、青鬼くんの家の戸は閉ざされ、

戸の脇に貼り紙が貼ってありました。


「赤鬼くん、人間たちと仲良くして、楽しく暮らしてね。

もし僕が、このまま君と付き合っていると、

君も悪い鬼だと思われるかもしれません。

それで、ぼくは、旅に出かけます。

いつまでも君を忘れません。さようなら。

いつまでも体を大切にしてね。

p.s. ぼくはどこまでも君の友達だよ。」

という青鬼くんからの置手紙でした。


赤鬼くんは黙ってそれを何度も読み上げ、

涙を流して泣き続けました。


そして二度と、

赤鬼くんと青鬼くんが再会することはなかったのです。




(ノДT)




だから高畠駅の赤鬼くん、泣いているのね。

そんなプラカード、持っていたのね。

面白がって、変なアングルで写真を撮っちゃってごめんよ。



きっとそんな、心優しき赤鬼くんのことを、

青鬼くんも遠くから見つめてるはずだよ。

だから元気になってね。



…って、青鬼くん、高畠駅にいた!
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うぃっす!



赤鬼くんと青鬼くん、無事に再会できて、本当に良かったです。


そして、変なアングルで写真を撮っちゃってごめんなさい。
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高畠駅に訪れた際には、

このお二方にも会いにきてくださいね!


改札口の脇にいますから、会わない方が無理な話なんですけど。