皆さま、おばんです!
自分、宮城の街並みの変遷が大好きで、
古本屋さんに行っては、
古い航空写真集をチェックしておりました。
これ、見始めちゃうと止まらなくなっちゃうんですよね。
完全に病みつきです。
是非皆さまにも、自分の事務所に来てもらって、
そして、航空写真集並に面白いのが、
昔の街並みを知ることが出来る書籍なのですが、
「東北博記録」(河北新報社刊)
東北博と言っても、昭和62年に仙台港で催された、
「未来の東北博覧会」じゃないですよ。
昭和42年4月14日から6月12日にかけて、
苦竹(現・宮城野区)で催された、
東北大博覧会のことなのでした。
いまでこそ、各地で当たり前に開催されている地方博ですが、
そのルーツは、昭和3年に現在の西公園で開催された、
東北産業博覧会だと言われております。
それに次ぐ、本格的な地方総合博覧会が、
この東北大博覧会だったのでした。
ちなみにこの博覧会では、
東北で初お目見えとなるものが2つあります。
プラネタリウム、ジェットコースターなのですが、
この施設、その後、他の場所に移されたっぽいのですけど、
はたしてどの場所に移されたのやら。
小さくて見えにくいのですが、
遠くに4両編成の気動車色の仙石線電車が走っております。
4号線・仙台バイパスは建設工事が始まったばかりで、
手前に写る道路が、現在の東警察署の前の道路ですね。
現在はトラックターミナルや倉庫が立ち並んでる区域ですが、
中央に写るプールは、結構後の時代まで残っていたようでした。
なお、この博覧会では、
20年後(昭和62年頃)の鉄道は、そんな風にならなかったみたい。
昭和62年、当の国鉄なくなっちゃったし。
運用が始まったばかりの国鉄コンテナも
展示されてたみたいですけど、
その内容が、めっちゃ気になります。
この写真集には、当時の様子を伺い知るものが、
いっぱい掲載されているんですけど、
いずれの機会に、改めて紹介しますね。
東北初のプラネタリウムとかジェットコースターとか、
当時の家具のようなカラーテレビとか、
展示された自衛隊機とか、苦竹に突如現れた牧場とか。
っていうか、苦竹でこんな催しがあったなんて、
本当に信じられないですよ… (;^ω^A