皆さま、おばんです!


自分、宮城の街並みの変遷が大好きで、

古本屋さんに行っては、

古い航空写真集をチェックしておりました。


これ、見始めちゃうと止まらなくなっちゃうんですよね。

完全に病みつきです。

是非皆さまにも、自分の事務所に来てもらって、

じっくりと見て頂きたいくらい (*^.^*)
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c06115

そして、航空写真集並に面白いのが、

昔の街並みを知ることが出来る書籍なのですが、

そんな中の1冊に、これがあるんですよ。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c06116

「東北博記録」(河北新報社刊)


東北博と言っても、昭和62年に仙台港で催された、

「未来の東北博覧会」じゃないですよ。

昭和42年4月14日から6月12日にかけて、

苦竹(現・宮城野区)で催された、

東北大博覧会のことなのでした。


いまでこそ、各地で当たり前に開催されている地方博ですが、

そのルーツは、昭和3年に現在の西公園で開催された、

東北産業博覧会だと言われております。


それに次ぐ、本格的な地方総合博覧会が、

この東北大博覧会だったのでした。


ちなみにこの博覧会では、

東北で初お目見えとなるものが2つあります。

プラネタリウム、ジェットコースターなのですが、

この施設、その後、他の場所に移されたっぽいのですけど、

はたしてどの場所に移されたのやら。


会場の全景写真がこちらです。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c06117

小さくて見えにくいのですが、

遠くに4両編成の気動車色の仙石線電車が走っております。

4号線・仙台バイパスは建設工事が始まったばかりで、

手前に写る道路が、現在の東警察署の前の道路ですね。


現在はトラックターミナルや倉庫が立ち並んでる区域ですが、

中央に写るプールは、結構後の時代まで残っていたようでした。


なお、この博覧会では、

国鉄からも「20年後の鉄道」が展示されてたみたいですけど…
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c06118

20年後(昭和62年頃)の鉄道は、そんな風にならなかったみたい。

昭和62年、当の国鉄なくなっちゃったし。


運用が始まったばかりの国鉄コンテナも

展示されてたみたいですけど、

その内容が、めっちゃ気になります。



この写真集には、当時の様子を伺い知るものが、

いっぱい掲載されているんですけど、

いずれの機会に、改めて紹介しますね。


東北初のプラネタリウムとかジェットコースターとか、

当時の家具のようなカラーテレビとか、

展示された自衛隊機とか、苦竹に突如現れた牧場とか。

っていうか、苦竹でこんな催しがあったなんて、

本当に信じられないですよ… (;^ω^A