皆さま、おばんです!


松島駅と言えば地元の駅ですので、

改めて「行ってきました」という程でもないのですが、

新駅舎になってから2年が経過しましたので、

旧駅舎時代に訪れた写真を挙げながら、今回ご紹介いたします。


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東北本線・松島(まつしま)駅です!

ご存じのとおり、松島町の玄関口ながら、

観光地の松島海岸からは程遠い松島駅でした。


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松島駅は、

昭和19年に開通した東北本線・新線(通称:海線)の松島信号場が、

昭和31年に昇格して誕生しました。


当時はまだ、東北本線・旧線(通称:山線)が現役で、

そちらに松島駅があったために、

海線の駅には「新松島」という駅名が与えられました。

ちなみに山線の松島駅は昭和31年の廃止後も、

松島町観健康館として現存しているのは有名ですね。


昭和37年の山線の廃止によって、

新松島駅は、現在の「松島駅」に名称が改められます。

ちなみに松島駅の跨線橋の銘鈑には、

当時の名称「新松島駅」が、今でも残っておりますよ。
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松島駅は信号場時代に造られた相対式ホームと、

駅昇格時に造られた島式ホームによる2面3線構造です。

ホームの中線には待避線(現在は保線車両の留置線)のほかに、

南側には現在は使用されていない、貨物列車の荷役ホームがあります。
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この貨物ホームの先端には、

かつて貨物の荷役線として使われていた側線があるのですが、

地元のアラフォな世代以上の鉄道ファンであれば、今から30年も前、

ここにしばらく放置されていた車両のことを覚えている方も、

きっと多いと思うんですよ。
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(鉄道ピクトリアル通巻794号・特集「ビュフェ」より転載)


昭和53年のダイヤ改正で完全撤退した、

仙台運転所のビュフェ車・サハシ451・455が6両だったかな?

昭和55年に解体されるまで、

ずっと松島駅の、この留置線に放置されていたんですよね。

最後はまとめて郡山送りされててしまいました。


当時はビュフェ車の存在すら知らず、

松島駅に来ては謎の形式「サハシ」を見て、唸ってましたっけ。

(現在のように簡単に情報が得られない時代でしたから、こんなことは毎度のことでした)


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その他にも、信号場時代のひっく~いホームや(画像右側の部分)、


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国鉄の急行列車が全盛期だった頃の案内票があったりと、

現在の松島駅も、なかなか見どころの多い駅でした。



最初にも書きましたが、

開業以来使用されていた松島駅の木造駅舎は建て替えられ、

今から2年前の平成22年3月末から、新駅舎になっております。
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デザイン的に良し悪しは別にしても、

画像で見てもわかるように駅舎全体がかさ上げされたために、

バリアフリー化され、ホームの段差が解消されております。

また、待合室も完全に密閉化されてますから、

列車の待ち時間でも、暖かく過ごすことが出来るんですよ。

それに比べて、

同じ昭和31年に開業したお隣の塩釜駅の寒いことときたら… (ノДT)


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架線中にも、単線時代の東北本線の名残が確認できますので、

ぜひともお立ち寄りの祭は、じっくりと見ていってくださいね。



☆おまけ☆


新駅舎が完成するまでに使用された仮駅舎です。
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東北本線

↑(福島方面)

仙台駅

東仙台駅

岩切駅

陸前山王駅

国府多賀城駅

塩釜駅

松島駅(平成21年11月2日・新駅舎画像:平成24年3月10日)

愛宕駅(平成21年8月16日)

品井沼駅(平成22年6月6日)

鹿島台駅

松山町駅

小牛田駅

↓(一ノ関方面)