皆さま、おはようございます!

 

十和田観光電鉄の終着でもあるこちらの駅は、東北地方では珍しい

ショッピングセンター(現在は閉店)を併設した駅ビルでした。

駅舎自体も大変興味深い造りになっておりますので、

今回は2回に分けて、訪問記をいかせていただきます。歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-b12231

十和田観光電鉄・十和田市(とわだし)駅です!

1922年(大正11年)、十和田観光電鉄の前身である

十和田鉄道の終着駅として開業した駅です。

開業時はこの地の名称である三本木駅を名乗っておりましたが、

昭和44年に現在の十和田市駅に改称されました。

 

歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-b12233歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-b12235

十和田市駅は単式ホーム1本のみで、列車の行き違いは出来ません。

 

最近はイベント等で、

十和田市駅で旧型車両が展示される機会が増えましたけど、

定期列車の支障にならないよう

展示車両は線路の先端ギリギリまで押しやられますので、

十和田市駅ホームからは展示車両が見えなくなっちゃうんですよね。歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-b1119c

 

この十和田市駅、ホーム先端から見える線路が

大きく右側に湾曲している様子からもわかるとおり、

以前はこの先に続く線路が存在したんですよ。歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-b12232

この先西側300メートル先には、

現在の十和田市駅が開業する昭和60年まで使用された、

旧・十和田市駅がありましたの。

 

旧・十和田市駅は現在のような棒線駅ではなく、

本社社屋や貨物列車の仕分線、

七百車庫が出来るまで使用された検査修庫などもあったみたいですね。歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-b12236

上の写真、ヤフー地図から転載したのですけど、

どういうわけか、未だに旧・十和田市駅の姿が写る古い写真が使われているのですよね。

 

十和田観光電鉄・自動車部があった場所に、

とうてつ駅ビル(スーパーのダイエー等が入居)が完成した際に、

十和田市駅も現在地に移動しました。

 

その後しばらくは、旧駅舎等はそのまま残されていたようなのですが、

平成17年にそれらは撤去されます。

現在この地には家電量販店やホームセンターが立ち並んでおり、

当時の遺構を見つけることはできませんでした。歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-b12230歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-b12234

そしてこの「とうてつ駅ビル」再度の開発のため、

来年度には駅ビルの解体が決まったとか。

それに併せて十和田市駅も、

来年3月までに、この場所から撤退しないといけなかったらしく。

 

震災の影響による観光客の減少とか、

東北新幹線の七戸十和田駅開業の影響とか、

十和田観光電鉄線の廃止には色んな理由が挙げられておりましたけど、

一番の理由は駅ビルの再開発であることを、

先日のイベントで社員さんからお聞きしました。

 

十和田市自体の開発に大きく貢献してきた十鉄線が、

街の開発のために廃止せざるおう得ない現在の状況、

本当に寂しい限りですね。

 

次回、とうてつ駅ビル編に続きます。

(次回はこちら)

【まったり駅探訪】十和田観光電鉄・十和田市駅に行ってきました。(その2)


訪問駅リスト(第三セクター 私鉄 ほか)
十和田観光電鉄

三沢駅(平成23年10月16日)
大曲駅(平成23年10月16日)
柳沢駅(平成23年10月16日)
七百駅(平成23年10月16日)

古里駅(平成23年10月16日)

三農高前駅(平成23年10月16日)

高清水駅(平成23年10月16日)

北里大学前駅(平成23年10月16日)

工業高校前駅(平成23年10月16日)

ひがし野団地駅(平成23年10月16日)

十和田市駅① (平成23年10月16日)


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