皆さま、おばんです!
今回も過去の鉄道ファン誌から懐かしの記事を引っ張り出しちゃいます。
こんなことを続けていたら、
いつか出版元の交友社からお叱りを受けそうですね。
鉄道ファン通巻151号(1973年11月号)です!
関門向けのステンレス車体がまぶしいEF81 300番台車。
新製後の試運転は常磐線で行われましたが、
その姿が表紙を飾っててた号でしたよ。
古い雑誌を眺めていると、
思わぬ懐かしい景色の写真を見つけることがあります。
そんな写真に思わずニンマリしてしまう自分。
これだから「鉄道ファン」のバックナンバーの読み返しは止められませんね。
この頃は終焉が近づきつつあるも、
まだまだ蒸気機関車の姿を全国で見ることが出来た時代でした。
カラーグラフのページに、
「終焉の奇跡‐陸羽東線に迂回列車を追って‐」という記事がありました。
筆者である沿線(古川市内かな?)住民の真船さんが早朝に目を覚ますと、
行き交う列車のジョイント音が、いつもと違うことに気付きます。
慌てて外に出てみるとそれは真っ青な車体の列車。
20系「あけぼの号」の迂回列車だったのです。
本務機であるC58 122号機と後補機のC58 228号機が牽引、
当時でも夢のような列車に小躍りしていた、
真船さんの撮影記が掲載されておりましたよ。
日中には特急「つばさ号」(当時はキハ181系)も迂回、
陸前古川駅(現・古川駅)での交換風景も見ものです。
そんな中で気になったのが、
自分が大好きな県境の駅・堺田駅での列車の交換風景でした。
こちらは堺田駅を行くキハ181系「つばさ号」の姿です。
この風景、今から40年も前のものなのですが、
階段の手摺や駅名標の位置は40年前からずっと変わっていない模様です。
かつてここを特急列車が行き交っていたなんて…
迂回と言えど、やはり不思議な気持ちにさせられますね。
ちなみにこちら、
現在の陸羽東線の主と寂しくなってしまった堺田駅の駅舎でした。
なぜ陸羽東線に特急列車が迂回運転していたのか
肝心のことが書かれてませんでした。
沿線ファンの真船さんにとっては、どうでもいいことだったのかもしれません。
堺田駅での列車交換風景です。
現在は棒線構造に変ってしまった堺田駅、本当に懐かし過ぎる景色でした。
すれ違うディーゼル機関車はDE10の6号機と8号機による重連とか。
こちらも妙に気になります。
この号辺りの「鉄道ファン」は、ヤフオクで1冊300円前後で絶賛出品中。
わずかなお小遣いでゲットできる脳内「懐かしの旅」、
皆さまもいかがでしょうか?
陸羽東線