皆さま、おばんです。
今日は女川町の手前・浦宿地区のお客様の元に、
中古車の相談のためにやってきました。
待ち合わせは女川町の某所。
津波の被害を辛うじて免れることが出来た場所です。
待ち合わせの時間までに、すぐ近くの女川駅に行ってみたのですが、
その惨状を見て、ただただ呆然とするしかありませんでした。
確か女川駅は、この方向にあったはず。
女川駅、今回の大津波で、
隣にある温泉施設「ゆぽっぽ」の鉄骨を除いて、
全てが流失してしまったようです。
駅だけでなく、街も、そして多くの人々も…
(在りし日の女川駅の様子)
【まったり駅探訪】平成21年10月10日、快速「SLホエール号」の時の女川駅です
在りし日の女川駅。
女川駅の構内には、「ゆぽっぽ」の待合施設として使っていた、
廃車となった、タラコ色のキハ40が停泊しておりました。
そんなキハ40…。
山の麓(ふもと)まで、押し流されていたんですね。
全てのガラスが割れてしまい、無残な姿を晒しておりました。
震災当時は2両の気動車が、女川駅に停留していたようですが、
こちらも津波に巻き込まれ、大きな傷跡を晒して横たわっておりました。
こちらは津波に飲まれるも、民家で押しとめられたキハ48です。
乗員・乗客に怪我人が出なかったのは、
不幸中の幸いだったのかもしれません。
そしてもう1両が見当たらなかったのですが、
近くにいた近所の方が上の方向を指差して、
その在り処を教えてくれました。
「真上の墓地の上に乗っかっておりますよ」と。
信じられません…。
女川町って、いったい何メートルの高さの津波が来たんですか?
だって、ここだって、十分な高台のはずなのに…。
現在の女川駅、
2年ぶりに見た女川の街とは、自分の知ってる大好きだった街とは、
似ても似つかぬ姿に変わっていたのでした。
その後にお客様とお会いしました。
学校に給食を届けるトラックが、
今回の津波ですべてダメになってしまったそうです。
一日も早く、
そして安定して女川の子供たちに給食を届けるために、
限られた予算でトラックを見つけて欲しいとのことでした。
いつもチャラチャラしている自分ですが、
今回は強い使命感を持って、仕事を遂行させて頂きます!