皆さま、こんにちは!
久々に駅探訪の記事を続けちゃいますよ~(o^-')b
東北本線・品井沼(しないぬま)駅です!
品井沼駅は大正7年8月に開設された幡谷信号所がルーツで、
昭和7年12月に旅客駅に格上げされて、現在の品井沼駅になりました。
現在使用されている木造駅舎は、この時に建立されたものだとか。
当時の東北本線は、岩切駅より利府駅・旧松島駅を回り、
のちに山線と呼ばれるルートを辿っておりましたが、
勾配が厳しいことと、
将来の複線化を見込んだ際に増線が難しいことから、
昭和19年11月に新たなルートとして、
海線(陸前山王駅~品井沼駅)が開業、
これが現在の東北本線の姿になったわけなのですよ。
駅舎の隣りには、昭和レトロなトイレがありました。
看板通りに”便所”と言った方が正しいのかな?
品井沼駅は一時期、海線・山線の分離駅としての役目を果たすのですが、
その歴史は長くなく、昭和37年4月に、
新松島駅(現・松島駅)~品井沼駅の複線化と同時に山線は廃止、
品井沼駅は、完全な中間駅になってしまいました。
そんな品井沼駅、民間委託駅ですので、
未だに出札窓口が残されております。
また、塞がれずに残る小荷物受け渡し口やピンクの電話、
懐かしい写真の数々など、懐かしい雰囲気がプンプン漂ってましたよ。
こちら、ホームより見た木造駅舎の様子です。
品井沼駅の跨線橋と駅構内の全景です。
昭和7年の開業時からの姿のまま、現在に至っております。
島式ホームの待合室には、国鉄表記の駅名票が残っておりました。
現在では使われなくなった中線は、
比較的最近まで、上下線の待避線として機能していたようですね。
山線時代の遺構でも残っていればな…なんて期待をしていたのですが、
廃線となって50年も経過していると、
形跡を見つけることはできませんでしたね…。
碍子(がいし)を利用した花壇です(*^.^*)
東北本線・田尻駅にも、同様の花壇がありましたね。
無人駅と違って構内の手入れもなされており、気持ちの良い駅でした。
汽車時代の高さのホームのが残る島式ホームの仙台寄り部分。
自分は駅巡りをすると、必ずホームの低い部分に立って、
当時の目線を楽しんでしまう自分 (*^▽^*)
一瞬でタイムスリップしたような気分になりますので、
皆さまもぜひ、お試しくださいませ!(^_^)v
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