皆さま、おばんです!
ただ今出張で埼玉県に来ております。
部屋のエアコンは結構な音を発するわりには、
生温かい風しか出してくれません。
エアコン君、もっといい仕事をして~ (ノДT)
そんな寝つけぬ夜は、皆さまのブログチェックに限りますね。
東北本線・愛宕(あたご)駅です!
駅ファン的には結構見どころの多い駅なのですが、
その内容については後ほど。
愛宕駅は、上の写真の緑の盛土の上にあります。
駅のホームに入れるんですね。
ちなみにこちらは、品井沼駅方向を見た愛宕駅ホームです。
愛宕駅は相対式ホーム2面2線構造で駅舎はなく、
上下線ホームを繋ぐ跨線橋もありませんので、
反対側のホームに出るには一旦下の県道に出なければなりません。
こちらは、仙台・松島駅方駅向を見た愛宕駅ホームです。
上下線のホームにあるのは待合室だけという、
比較的簡素な構造の愛宕駅でした。
で!
こちら、愛宕駅の下り線ホームから下を覗いたところなのですが、
なんか見えますでしょ?
そう、真下にはトンネルの入り口が、ポッカリ開いてます。
このトンネルが愛宕駅の歴史を知る上で、とても重要なのです。
東北本線は元々、
岩切駅~品井沼駅間は利府駅を経由する山岳ルートを通っていました。
戦時中の昭和19年に勾配緩のため、
塩竃駅を経由する現在の海側ルートが開通するのですが、
その後、こちらが東北本線のメインルートとなり、
昭和37年には利府駅経由の山岳ルートは、
岩切駅~利府駅間を残して廃止されることになりました。
その際に、旧線上に存在した(初代)松島駅が廃止され、
新線上に設けられていた新松島駅が
新たに現在の松島駅を名乗る事になったのですが、
両駅の間は大きく離れているため、
旧・松島駅から近い新線上の場所に代替駅を設けることとなり、
それによって開設されたのがこの愛宕駅なのですよ。
そして愛宕駅の下を潜るこのトンネルこそが、
愛宕駅を下から眺めると、旧線の様子がよくわかりますね。
利府駅から品井沼駅まで続く旧線の廃線跡は、
現在でもその多くを確認することができます。
中でも一番のハイライトな部分は、
トンネルを潜ってみました。
よく見ると、
蒸気機関車の黒煙と思われる煤汚れが上部に残っておりました。
このトンネルから列車が消えて間もなく50年が過ぎました。
最近はこの周辺にもマンションが建ち並び始めましたね。
昭和の時代は半分の普通列車が通過した愛宕駅ですが、
現在はそこそこの乗降客があり、
仙台近郊の通勤圏の駅として、姿を変えつつあることを実感しました。
東北本線
↑(福島方面)
仙台駅
東仙台駅
岩切駅
陸前山王駅
国府多賀城駅
塩釜駅
松島駅
愛宕駅(2009年8月16日)
鹿島台駅
松山町駅
小牛田駅
↓(一ノ関方面)
(おわり)