平成21年7月28日。

前回ご紹介した弥彦線・矢作駅に続き、探訪した駅がこちらです。


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-07300

弥彦線・弥彦(やひこ)駅です!


何とも素晴らしく趣のある木造駅舎です。

大正5年10月、

弥彦線の前身である越後鉄道・参宮線の開通時に開業した駅です。

駅舎はなんと開業時からのもので、

駅舎内にも開業時の写真が飾られておりました。


正直、弥彦駅にたどり着き、

駅舎を目の前にして何も言葉が出てきませんでしたね。

その位に威風堂々としているんですよ。


堂々とした佇まいは外観だけではありません。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-07303

多くの参拝客を迎え入れるために駅舎内はたいへん広く、

白い壁と木柱のコントラストがとても美しく感じました。


まぁ、おじゃましたのが平日のためか、お客様はひとりもいませんでしたけど (;^ω^A


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-07302

歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-07306

ホームもの母屋も開業当初からのものだそうで、

淡い色合いとともに、大変美しく保たれております。

複雑に組み合わされた柱は、木造建築物の見せ場のひとつですね。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-07301
現在は、到着する列車の殆んどが115系2両編成のワンマン対応車。

以前は構内に留置線もありましたが、

昭和59年の弥彦線電化以降は、

基本的に電車の折り返し運用のみのため、

現在はホーム1面1線を残して撤去されてしまいました。


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-07304

奥が弥彦線の終点です。

新しい架線柱が少々不釣り合いな感じを受けますね。


弥彦駅のホームにもありましたよ。歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-07305

「安全の塔」

東北本線の桑折駅 で見かけたものよりは、幾分小さめのよう。


そして、弥彦駅の見どころと言ったらこれ!
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-07307

この改札口は懐かし過ぎますよ。涙もんです。

最近はSuicaの導入に合わせて撤去された駅も増えましたからね。



弥彦駅の使命は近隣の越後一ノ宮・弥彦神社への参拝客や、

弥彦・観音寺温泉への観光客を迎え入れることです。


駅舎だけ見ると大変な賑わいを感じることが出来るのですが…

残念なことに観光地の入り口としての目的は、

正直言って終わってしまったのかな…と感じました。


駅前に大きくそびえ立つホテル。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-07308
廃業して結構な年数が経過したのでしょうか。

再び観光客を招きいれることは、出来ないかもしれませんけど、

廃墟にだけはなってほしくはないですね。

本当に駅前1等地なんですよ、ここは。


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-07309

昔ながらの風情を残す通りも数多くありますので、

かつての賑わいがこの地に戻ることを切に願います。

そして大正生まれの弥彦駅が、いつまでもこの姿でいれますように。



弥彦線


東三条駅

北三条駅

燕三条駅

燕駅

西燕駅

吉田駅

矢作駅(平成21年7月28日)

弥彦駅(平成21年7月28日)