★美術館レポート★
<水戸ゆかりの作家たちに出会うひととき>


水戸の街に、新たな文化拠点として誕生したテツ・アートプラザは、クヴェレ美術館、クヴェレホールとカフェによって構成されています。

クヴェレとはドイツ語で泉のことを意味します。

明治時代に建てられた旧銀行建築を再生し、美術館・ホール・カフェが一体となったこの施設は、まさに過去と現在が交差する、世代間で交流できる場所です。

 

2026年7月5日(日)まで、クヴェレ美術館 開館記念展Ⅰ Meet 美の交差点 近代日本画と東洋陶磁が開催中です。


クヴェレ美術館は歴史ある旧銀行建築の隣に新設されました。

美術館2階の展示の軸となるのは、茨城ゆかりの作家たちの作品です。

近代日本画を代表する画家、横山大観は水戸の出身です。

■横山大観《放鶴》1912-13年(大正1-2年)頃 [4/22まで展示]

館内は、いわゆる美術館のように構えすぎず、気軽に作品と向き合える展示が印象的です。

1点1点丁寧に並べられた作品群は、自分の感覚で「選ぶ楽しさ」を思い出させてくれます。

■佐藤玄々《鼠》1950年(昭和25年)頃 

 

■マーティン兄弟《ふくろう》1893年 


1階ではコレクターの視点で集められた陶磁器や工芸品が並び、中国や日本の焼き物の違いを見比べる楽しみもあります。

コレクターの部屋をイメージした展示空間となっています。

■《緑釉樽》後漢時代 

近隣には水戸芸術館や茨城県近代美術館といった文化施設、また、偕楽園や弘道館といった歴史を感じることのできる史跡、 豊かな自然を感じることができる広々とした千波公園があります。

家族で気軽に来て、3世代で思い出話ができる場所となるでしょう。

■丹羽洋介《玉瀧泉流梅図》2025年 


(本文中の写真は「クヴェレ美術館 開館記念展Ⅰ Meet 美の交差点 近代日本画と東洋陶磁」の内覧会時に主催者の許可を得て撮影しています。作品はすべてクヴェレ美術館所蔵作品です。)

■クヴェレ美術館 開館記念展Ⅰ Meet 美の交差点 近代日本画と東洋陶磁
【会期】2026年2月14日(土)- 7月5日(日)

*全絵画作品と一部工芸作品は前期(~4/22)と後期(4/28~)で展示替えあり。
【会場】クヴェレ美術館(茨城県水戸市泉町3-2-3)
【休館日】月曜日(ただし5月4日[月]は開館)、毎月第2火曜日、4月23日[木]~4月27日[月]、5月7日[木]
【詳細は公式HP】:

 

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