最近、YouTubeなんか見ていると、外国人が日本に来て、
諏訪湖を見て涙したり、富士山や桜、雪景色に感動したりするらしい。


秋葉原の街も、ひとつの“聖地”のように感じる人もいるとか。

 

日本のアニメやゲームは海外でも人気で、
子供の頃から接していれば、画面の中の世界が
実際に目の前に現れる感動というのも、確かにわかる気がする。

 

 

最近は“聖地巡礼”なんて言葉もあるけれど、
アニメや映画の舞台になった場所に人が集まるのも、よくわかる。

 

うちの田舎の駅も、昔アニメに登場したことがあって、
その影響で若い人が訪れることがあるらしい。

 

地元のおじさんたちが、
「ありがたいやら迷惑やら」と話していたのを思い出す。

 

何の産業もない過疎の田舎では、
そういうことででも人が来てくれるのはありがたい。


でも、静かに平和に暮らしたい年配の方にとっては、
少し複雑な気持ちなのかもしれない。

 

でも、よく考えてみると、
自分も同じようなことをしていた。

 

片田舎から東京に早く出たいと思っていた中高時代。

 

いざ上京したら「太陽にほえろ」で見た高層ビルを見に行ったり、
「俺たちの旅」で出てきた噴水の広場を探して歌舞伎町を歩いたり。

 

東京での生活を始めるにあたってアパートを探すときも、
なぜか友人と「俺たちの旅」の主人公たちが住んでいたという設定の、
井の頭公園駅の近くの不動産屋から回っていた。

 

 

あの頃は気づかなかったけれど、
あれもある意味、自分なりの“聖地巡礼”だったのかもしれない。

 

こういう行動って、
パワースポット巡りとも少し似ている気がする。

 

単に場所を見に行っているようで、
実はその場所に重なっている「記憶」や「憧れ」に触れに行っている。

 

それに触れることで、
少し心が満たされたり、前に進む力をもらったりする。

 

そう考えると、
これはただの観光ではなくて、
心を回復させる行為なのかもしれない。

 

そしてもしかすると、
こういう体験は、いわゆる
ピークエクスペリエンスに近いものなのかもしれない。

 

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