はるばる香港まで推し活しに行きました。

 5月10日、香港亞洲國際博覽館で開催された『tuki. 1st ASIA TOUR 2026 in HONG KONG』を観に行きました。ライブレポートについては別記事で上げています。とはいえ「アートのみかた」としては、香港でのアート探訪についても書かないわけにはいきません。ここでは2日目に観たいくつかのアートスポットについてご紹介します。なと香港といえばM+ですが、そちらは昨年のレポートをご覧ください。

 今回訪れたアートスポットは以下の3箇所です。
・香港芸術感HKMoA
・大館
・ソーホー



無料でアートが鑑賞できるスポット 香港芸術感HKMoA

 香港一古い美術館が大規模改修で生まれ変わりました。ヴィクトリア・ハーバーのほとりに建つ香港芸術館です。古美術から現代アートまで様々な展覧会が開催されています。何よりも無料で楽しめるというのがポイント高いところです。以下、私が訪れた際に開催されていた展覧会を簡単に紹介します。



『園美生活』

 「庭園」がテーマの展覧会です。中国、西洋それぞれの庭園のデザインや様式が紹介されています。本展を見ると中国と西洋で庭園に対する考え方が大きく異なることに気づきます。



 中国における庭園が目指すのは自然との一体化です。中国の知識人におって自然の中での隠遁生活が理想の暮らしだったからです。描かれている提案は山奥の大自然中で住居も自然も融合しています。自然そのものを味わうのが中国の庭園でしょう。



 対して西洋の庭園は自然に対する権力・権威の象徴です。自然を切り開き、その中に幾何学的かつ壮麗な建築物で人間の力を見せつけるのが庭園の理想像です。



 会場内ではモネの睡蓮の優品も展示されていました。モネもまた理想の庭園を追い求めた画家でした。



『富下:香港芸術展』
 英文タイトルが「LIVE」であるように、動くアート、動きのある現代アートの展覧会でした。入口入ってすぐの展示がロボット馬のメリーゴーラウンドですから。

 このほか光の動きで魅せるアート作品や刻々と変化するデジタルの水墨画のようなアート作品がありました。




『袖珍厚礼』
 現代アートだけでなく古美術も展示されていました。これは煙鼻壺の展覧会です。煙鼻壺とは清朝時代に流行した嗅ぎタバコを入れる壺です。高さ2~3センチぐらいのごくごく小さな壺なのですが、表面に精妙な意匠が施されています。時間の都合でざっとしか鑑賞できなかったのですが、じっくり見ると面白そうな展覧会でした。

 このほか中国のアーテイストの紹介や、香港におけるアートの歴史などを説明するコーナーなどがあります。ヴィクトリア・ハーバーの近くなので窓からの眺めも絶景です。ちょっと一休みするのもよろしいかと思います。



昔の警察本部をリノベーションした施設 大館

 地下鉄の中環から歩いて、というか登って20分ほどの場所にあるのが大館です。ここは2006年まで警察本部だったそうです。2018年にリノベされ香港の歴史と文化を発信する場所になりました。建物自体も立派なのですが、警察本部なので牢屋もあったりして囚人体験ができます。



 また現代アートを発信するスペースもあり、各種アート作品が展示されていました。なお香港島名物の坂を昇るのは結構大変なので、エスカレーターを利用することをおすすめします。



ストリートアートの街 ソーホー

 大館から歩いて5分ほどのエリアがソーホーです。ここは壁の至るところにストリートアートが描かれいて「映える」エリアになっています。私が行ったときもストリートアートの前で記念写真を撮る人たちがそこかしこにいました。

 今回行った場所はいずれも無料で楽しめます。散歩ついでに訪れるのも良いでしょう。
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