フランスから、ディディエ・クールボさんをお迎えしての


6/25 サッポロ・アート・トークvol.3


入り口までお客様があふれるほどの大盛況ぶり。


国際展で活躍されている作家さんのお話を聞きに


いつもよりも札幌の作家さん達が多く集まる場となりました。



19:30~20:30 までディディエさんのプレゼンテーション


20:40~21:30 まで僕との質疑応答という流れで



僕がまだまだ司会や質問が不慣れなため、


ところどころ、話が噛み合ってなかったりもしましたが、


ユニークでユーモアあふれる作品について


たっぷり2時間お話を聞くことができました。



一見しただけでは、作品はとてもさり気なくて可愛い(それが日本で人気ある所以かな)


花壇に水をやる、街灯に鳥の巣箱をとりつける、公園に木を植える、横断歩道の白線を塗るなど、


「これもアートなの?」と思ってしまうのですが、


それを考えることが作品への入り口となるのでしょう。


アートは、美術館やギャラリーだけで行われているものではなく、


もっともっと身近で生活に根ざしたものであったりします。


アウトリーチの発想は今とても重要だとも思います。



外での活動記録をギャラリーで発表するというのが、


現段階でのスタンスでしょうが、それがこれからどう変化していくのか?


また、ギャラリーの壁をくりぬき、ベンチやイスを作るシリーズも


今後、どういう風に展開されていくのか?とても楽しみです。



これから、作りたい作品、やりたいアイデアをマケットで作っていて


それらを立ち上がって説明している時の、ディディエさんが一番


楽しそうでイキイキしていたのが印象的でした。



そうなんです。僕はやはり、明日の話がしたいんですよ。


面白いことを考えて、面白そうに話している人を、見るのが好きなんです。


そういう人からエネルギーや勇気を貰えるんです。



ロマンティックで優しくて、叙情的で、でもなんかクスッと笑える。


ギャラリー側が困るような、やりたいアイデアが豊富にある。


ディディエさんは、そんな自由なアーティストでした。



ディディエさんはじめ、


コーディネートしてくれたP3 art and environment 伊藤さん、


通訳のため東京から駆けつけてくれた千秋さん、


マイク・スピーカーを貸してくれたインタークロス・クリエイティブ・センターICCさん


それら全てを手配してくれた特定非営利活動法人S-AIR 小田井さん


この場を提供してくれた、CAI現代芸術研究所、CAI02、


みなさまのお陰でvol.3 を行うことができました。大感謝です。


ありがとうございました。



また、宣伝・広報・協力してくれた皆様、


そして、お越しいただいたたくさんの方々、


ありがとうございました。


また、来てくださいね。