No.207 俳優・タレント/太田 裕二さん | ART STYLE SHIGA(アートスタイル滋賀)

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「滋賀には魅力的なアーティストがたくさんいる。
この素敵な事実をみんなに伝えたい」、そんな想いで始めた"アートスタイル"。
ミュージシャンやモデル、俳優、お笑い芸人、芸術家、建築家など幅広いジャンルのアーティストをご紹介。

 

GLAYになりたい! という初期衝動のまま、
エンターテイメントの世界で頑張ってます。

 

 東京大学文学部日本文学科卒業という高学歴を武器にクイズ番組を中心に活躍、最近ではYouTube番組のMCにも挑戦している俳優・タレントの太田裕二さん。大学3年生のときに、演技未経験のまま舞台に出演。これまでに経験したことのない世界があることに感動し、もっとエンターテイメントを極めたいと、この道に進むことを決めた。

 

 思い返せば、小さい頃から芸能界に興味があったのかも・・・と太田さん。
「小学校の文集で、“KinKi Kidsになりたい”と書いていたこともあったので、そういう世界にもともと興味はあったのかなと。高校生の時にびわ湖ホールで観たGLAYの滋賀初ライブは今でも感慨深いです。「GLAYになりたい!」と思った初期衝動そのままに、形は違えどエンターテイメントの世界で頑張っている次第です」。

 

 憧れの存在に近づくために上京を決意。どうせ目指すならと、東京大学を受験した。
「GLAYさんとの巡り合いもそうですが、小学校・中学校時代に通った塾の恩師お二方との出会いで勉強が好きになれた。この二つの出来事は大きいと思います」。

 

 俳優・タレントとして活動する傍ら、漢字検定準一級、世界遺産検定一級など検定にも挑戦。超難関といわれる気象予報士の資格も取得した。チャレンジする検定や資格を選ぶ際も「その分野が本当に好きか、興味があるか」という点を基準にして、資格合格を最終目標にしないことを自分に課している。

 

「学んだことに対するアンテナが敏感になっているゆえ、その感覚が派生して、他の分野に対する“興味アンテナ”が増えたと思います」。

 

 ずっと憧れていたエンターテイメントの世界。今の道で活動する上で、とくに気を配っていることは「0を100にしないこと」。「表現として、1を100にすることはあるとしても、全く思ってもないことは言わない。素直でありたいなと思います」。

 

ラジオやテレビで、さすがと思うコメントや発想に出くわした時は、「こうならねば!」と、悔しさを感じるようになった。MC初挑戦となったYouTube番組『BeTalk』では、NPO法人代表や学生企業家、SDGsに取り組む企業代表など、さまざまな分野で活動するゲストを迎え、その人の仕事だけでなく、生きる上で大切にしている価値観や在り方にも、肩肘張らない姿勢で迫っている。

 

 高校卒業を機に離れた滋賀は、「懐の深い場所」と振り返る。「帰省したとき、日本一大きな湖の琵琶湖とそれを囲む山々を見ると、すべてが包まれる気がして心がすっと落ち着きます。そういう場所は、自分にとって滋賀だけ」。

 

 今後は、大好きなラジオやクイズの仕事を深めていきたいだけでなく「滋賀に関する観光大使になりたいと本気で思っています」とも。「“名前ひとり爆笑問題”太田裕二。滋賀に恩返しできるように邁進していきます。同じふるさとの縁、なにとぞ応援していただければ幸いです」。

 

【profile】

1990年 大津市出身
東京大学文学部日本文学科 卒業
資格:気象予報士、漢字検定準一級、世界遺産検定一級 など

【おもな出演番組】
『ザ・タイムショック2020』(テレビ朝日系)、
『猫のひたいほどワイド』(テレビ神奈川)、
「ONE PIECE LIVE ATTRACTION〝3〟『PHANTOM』」など