ってことでラスト
そんなこんなであらかじめ予定されていたカーテンコール(と言う名のセッションタイム)へ
このセッション、出演者がエグいくらい豪華
Wakkunさんという筋肉痛が痛いみたいな表記が絶妙にジワる以外は非の打ちどころのないこの面子、字面だけで明らかにハイクオリティな音が予想できちゃうメンバーに期待以外の感情が沸かない俺
ここまで演奏してないメンバーもNoGoDの団長を始め、Loop Ash繋がりでex.MASKのMINAMIさん、新進気鋭のV系バンドDazzling BADの中心人物綾葉さんと世代を超えて。。。なんつーか、本当に天聞さんの想いが載った布陣がズラリ揃った感じだ
そうこうしているうちに幕が開き、メンバーがスタンバイ
まずはセッションAチームから
MELLOから一転、Keyとなった匠さんがあのフレーズを紡ぎ出す
Tell me true。。。何処に行けば 苦しみを愛せる。。。
俺達のサイジェラの登場である
率直に言おう
クソかっこいいだろ、オェ!
腹から声出てるだろ、オェ!
まずもってRickyさん、隼人さん、団長っていうハイトーン三銃士を連れてきた時点でもう勝ち確
絶対カッコいいやん、こんなん
ヨシキ様。。。どうしても現メンバーでのX起動が難しいのであれば。。。この3人を起用してのアルバムを。。。そろそろ繰り返す孤独を消してみてはいかがですか。。。
途中の御大の語り部分は天聞さんが天の声として謎の生被せ(後で団長に突っ込まれていた)でニヤニヤする
絶妙にネタを仕込んでくるあたりが普通にかわいい
誤算河村さんとDuelJewe祐弥さんの流麗なツインリードもメタルメタルしてて最高だし、布面積が誤算勢より少ない綾葉さんもまたバリカッコ良く、確かな存在感を示している
そう、綾葉さんが目の前にいるのもなかなか驚いたこの面子に混ざるのは意外すぎるくらい意外だったが、こうして若い注目のバンドマンが期せずして見られるのも多バンイベントの良いトコだ
そんな綾葉さんは痩身に低くベースを構え、セッションながらにステージでしっかり動いている
なるほど、界隈で話題になるワケが分かるとても華のあるプレイヤーだ
まだまだ多くの人に知られていはないと思うが、彼のバンドDazzling BADは既に圧倒的な世界観を手に活動していて、間違いなく今後シーンの中枢に躍り出てくる存在。今回初見だった人(含俺)も今後是非着目して頂きたい趣
回し上手な団長とRickyさんを中心にひとしきりわちゃわちゃした後は、こっそりサイジェラを匠さんに無茶ぶっていた事が判明したDIEさんを呼び込み、「ENDLESS RAIN」
DIEさんのKeyと綾葉さんのTAIJIばりのウォーミングで浮遊感のあるベースが会場を包む
ここでもハイトーン三銃士は、その実力を遺憾なく発揮し文句なしのクオリティで歌い上げる
いや、ホント上手い
口あんぐりである
そしてここでも生被せに走る天聞さん
もしや、選曲基準は語りアリX曲だったのでは。。。
だったらLove Replicaも聞きたかった(ガラスの割れる音)
続いてはセッションBチーム
団長と天聞さんが回してるステージでワラワラとセッティングする演者達
俺達のとーこちゃんとWakkunさんはこのパートに出演
この広いリキッドのステージ、錚々たるメンバーにこの2人が混じってる姿にうっかり親目線で目頭が熱くなる
いよいよReganも登場し、曲は中島美嘉(寧ろHYDEの、と言うべきか)の「GLAMOROUS SKY」
持ち味であるデスヴォを封印するこの曲を、これだけの大観衆の前でリーガンが歌うと知った時はちょいとドキドキしたが、完全に要らん心配で、堂々たる歌いっぷり
考えたら「persona」や「sink」であれだけの歌を聞かせてくれるようになったんだった
何の心配をしてるんだ俺は。。。と匠さん/DIEさんの演奏で凛として歌うリーガンを観て再び目頭が熱くなる45歳社畜おじさん
(今日も稟議決裁通らんで)眠れないよ
あぁ稲妻Tuesday
最後は天聞さんと緑川さんがステージへ
動員対決は圧倒的に誤算→天聞さんスイパラ連れてってください!的なわちゃわちゃから、最後は好きだった曲を。。。って事でhideちゃんの「DICE」
スプレビの一員であるDIEさんが入ってのセッションとか冷静に考えたら凄い
比較的俺と近い世代だと思しき天聞さん
ロケダイよりも桃蜘蛛よりもDICEの初期衝動を選ぶのはすげぇわかりみで親近感/親しみがバリ上がるし、しっかりライブverアレンジでニヤリとする
緑川さんは本当に楽しそうだし、とーこちゃん、Wakkun、綾葉さんもレジェンド陣に臆することなくステージパフォーマンスを展開している(Wakkunのソロのハモリ最高だった)
そこに天聞さんの思いを込めた歌が乗る
なにせどの人も本当に「自分らしく」プレイしていた
痺れるようにグッときた
この日集ったバンドマンは、天聞さんが、たまたま同郷だった、とかたまたま気になったから、という次元で集めてはいないはずで
レジェンド、シーンを紡いできた同窓、そして間違いなくこれからのシーンを担っていくであろう0.1gの誤算と未来への期待を込めたSAISEIGA、Dazzling BAD
「幅広いジャンルで楽しんで欲しかった」とMCで話してくれた天聞さん
それ以上多くは語らなかったが、ジャンルや音楽性という壁を越えて、一旦一線を退く自らが「バトンを託したい」人達をこのステージに集めたのだと感じた
奥底にそういう思いがあったと感じた
ともすれば、演者/観衆、各々にいつもと違う客層/音楽性と対峙する事になったこの日、皆がどこか構えてこのイベントを迎えたはずだ(俺もそうだ)
でもいざイベントが始まると
アゲアゲサウンドに独自の色を加えていたRickyさん
極太ラウドサウンドとデスヴォで会場を揺らしたSAISEIGA
安定の超ハイクオリティサウンドを聞かせてくれたDuelJewel
既存の枠に捕らわれず、シーンの未来を見せてくれた0.1gの誤算
どこまでもカッコいいステージを、生き様を刻んでくれた天聞さん
音楽性は違えど、確固たる個性と前に進む強い意思を感じる音に年齢も性別も超えて、皆が魅了されていた
色んな意味で繋がったと感じたし、それを繋げてくれたのが天聞さんだ
最大限のリスペクトを捧げたいし、体調良くなったら絶対ステージに戻ってきて欲しい
また緑川さんを始め、このアホみたいに長いレポを読んで拡散してくれた人やいちごちゃんにも最大限に感謝します
このブログ始まって以来のすごいアクセス数で、推しバンドだけでなく、他バンドの記事を読んでくれた方も多く居て、それもすごく嬉しかった
コロナの残した爪痕や懐古主義に閉塞したシーンに少しうなだれ気味だったのだけど、このイベントの音に触れて、ステージに触れて、皆さんの思い/反応に触れて、俺はここが最前線だ、ってワクワクしました。間違いなく皆で作った空間でした
こうやって音楽の輪が広まれば、きっとシーンは進んでいくはず、そう確信したイベントでした
皆さん本当に楽しいイベントをありがとうございました
またライブ会場でお会いしましょう
そして天聞さん、いつかまた!
そんなこんなで!
長文お読みいただきありがとうございました!
tak