キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メタルコアの帝王の異名を取るカリフォルニアの雄、AS I LAY DYING(以下、アズアイ)の新譜「SHAPED BY FIRE」が発売されたーーーーーーーーーーーー!!!!
3rd「Shadows Are Security」と4th「An Ocean Between Us」は最早界隈では古典と言ってもいいくらいの存在になっているので知っている人も多いでしょう
順風満帆にキャリアを重ねてきた彼らでしたが、2013年に中心人物のティム・ランペシスがなんと殺人教唆罪で逮捕、というブラックメタルもかくや、という衝撃の事件が起き、それ以降当然のように活動休止に陥ったのがこのアズアイ
先日、ティムが出所を果たし、漸く。。。漸くシーンに戻ってきました。。。
事件については当初無罪を主張していたティムもそれを取り下げ、実際6年も刑務所にぶち込まれていたので真実だとは思います(なんとも言えませんが。。。)
ともあれ、彼らは6年の時を経て、こうして戻ってきてくれたワケです
んで、その新譜から昨年夏に真っ先にリリースされたのがコチラ
「My Own Grave」
もうこれ聞いた瞬間に今作はやべぇ!ってなった
メタルコア云々というより、「メタル」のカッコ良さに満ちてる
これ聞いて「うぉ!」ってならないメタラーなんていないだろ
クリーン部分を歌うba ジョシュもめちゃ上手いし、最高にエモーショナルだ
続いてアルバムが完成し、今年の夏に発表されたのがコチラ
「Redifined」
頭打ちで突き進むこのリズムの突進力どーよ?!
3rdのSlipknotが爆速になったようだ
これまたクリーンパートが強く、シンガロング必至である
「Shaped by fire」
タイトル曲
「Blinded」
この爆走とクリーンのコントラストとかあまりにも最is高である
ギターの低温のアタック感とキレの良さ半端じゃない
これ聞いてテンション上がらないメタラー等いないやろ。。。どんだけの扇情力よ
冒頭に「メタルコアの帝王」と書いたが、個人的には結構違和感がある
なぜなら2ndを除けばこのバンドにはほぼビートダウンが無いからだ
かといってメロデスと言うにはクリーンが強すぎる
メタルコア×メロデス×スラッシュのハイブリッドって感じで、一番近いのはKillswitch Engage(以前はKsEのアダムがプロデュースをしていた)とAll That Remains、Soilworkなんかも似ている
しかして、それらのバンドは近年どうしてもネタ枯れ感があって、拡大再生産の金太郎飴状態になっている部分も否定できないのだが、アズアイの新曲は自分たちの原点に帰ったサウンドを思いっきり踏襲しつつ、それらの大幅ヴァージョンアップに成功している稀有な例だ
音も勢いも3rd、4thすら超えている素晴らしい出来
6年間の鬱憤を一気に霧散させる会心のアルバムである
最早若手ではないバンドだが、これだけの作品を作り上げてくれたアズアイ、ネットでの評判を見ていても、圧倒的な高評価を受けているし、惰性と手癖でパッとしない作品を連発するベテラン勢よりもB!の表紙をゲットする資格は十分にあるはずだ
若者が聴かなければジャンルは衰退するし、引き継がれない
少しでもこういう音を「カッコいい!」って思ってくれる若者に大いに届いて欲しい作品である
ボカロもアニソンもいい
米津玄師もカッコいい
EDMだってクールだ
でも、こういう激音に惹かれる人も一定数いるはずで、それを届かせる努力は大人がしなければならない
なんせこのアルバムは1人でも多くの人に広まるべき作品だと思ってるので
みんな、買おうぜ!損はしない!!
そんな感じで!
tak