あぁ・・・・・
スベるって・・・・・・
ロクな事じゃないな・・・・・
と、スベる事について切なく涙がチョチョ切れそうな出来事があったので、今日はそのお話でも
1つ。
前回のブログでも書いたのですが、今知り合いから注文をもらってネックレスを作っているんですよ。
で、その制作工程の中で打刻をする作業があるんですよ。
この打刻と言う作業がなかなかクセ物でして。
単純に金属に文字を打ち込むので失敗は許されない一発勝負な訳でして。
蚤の心臓の持ち主の僕としては冷や汗をかかずにはいられない工程なんですよ。
なので基本的に一発勝負の工程の前には自分が納得できるまで練習をしてから本番に
臨むようにしてるんですよ。
そして今回も例外では無い訳でして。
そんな訳で、地金の破材を引っ張り出しては打刻、引っ張り出しては打刻と繰り返し練習を
してたんですよ。トンテンカン、トンチンカンと。
そして、
まずまず感触を掴めてきたかな?
(´・ω・`) フム
と、言う訳でいざ本番へ。
気づけば練習だけで2時間程たっておりました。
下手糞なりに2時間練習をしていれば気分だけは匠の気分になっている訳でして。
最早、失敗するイメージ等皆無。
あぁ、単純な自分に乾杯。
感覚を忘れてしまう前に本番に臨むべく、いそいそと準備をしてレッツ打刻。
一文字目が肝心だ・・・・。と、滝の様な脇汗を掻きながら一文字目を打ち込みます。
結果・・・・。
見事に成功。狙い通りに位置に文字が打ち込まれておりました。
うむ、練習は無駄ではなかった。
これに気を良くした単純な僕は臆する事無く次々に打刻していきました。
フィーバータイム突入です。
が、しかし・・・・・・・。
・・・・
・・・・
・・・・
半分程打刻した時に悪魔が忍び寄ってきました。
と、言うか背後にビタ付きしていました。
次に打刻する文字のタガネ(刻印する為の道具)を地金に当て、ハンマーでタガネを叩く
その刹那。
つるっ。
華麗にスケートリンクを滑る如く、つるっとすべるタガネ。
その事態に気づく僕。
もう、こんな感じです。
↓↓↓↓
Σ(゚д゚;) Σ(゚д゚;)Σ(゚д゚;)Σ(゚д゚;)
だがしかし。
気づいたとは言え、腕はすでにハンマーを振り下ろしている最中。
反射神経の鈍い僕が今やっている動作を瞬間的に止める事が出来る訳が無い訳でして。
有無を言わさずタガネを打ち付けるハンマー&我が右腕。
頭の中では終焉のラッパが鳴りひびています。パッパラパーと。
さっきまでのフィーバータイムでノリノリだった僕の姿はもうありません。
そこにあるのは額と脇に大量の冷や汗をかいているヨレタおやジの姿でした。
なぜ?なぜ滑った?てか、なぜこのタイミングで・・・・?てか、刻印はどうなった?
( ̄△ ̄;) ヤバイ気しかしない・・・・
恐る恐る、打刻していた本番用の地金を確認します。
あわよくば、失敗してませんようにと淡い思いを込めながら。
そして5秒後。
淡い思いは速攻で打ち砕かれて一人、跪いている僕がいました。
もうね。
被ってるんですよ。
滑った時に打った文字がね。
隣の文字に。
滑った上に、被ってるんですよ。
えぇ、被ってるんですよ・・・・・・。
なんだったら、被った文字がドヤ顔してるようにすら見える始末。
そんな訳でめでたく振出に戻って作り直す羽目に。
もうね、半ベソですよ。半ベソ。
唯一の救いが、自分の持っていたシルバーの破材で作り直しが効いた所だったんです
けどね。
これで更に実費で地金を買い直す事になっていたら切腹ものでしたよ・・・・。
ハラキリジャパニーズ。
と、まぁ、そんなこんなで、
どれだけ本番に弱いんだよ・・・・。
(T_T) エーン
と、悔やみながらも、スベるのが怖いのって芸人だけじゃないなと思いながら
未だにネックレス制作に勤しんでいるスタッフのシューでございました。
さぁーて。
がんばろ。
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