樋口正一郎ドローイング展のプレスリリースの下書き | 私の好きなアートと建築

私の好きなアートと建築

50年に亘り、世界中の野外彫刻と建築を見てきています。その中から、わたくしの好きな「作品」を紹介していきたいと思っています

           今年(2022年)4月4日~16日、東京、日本橋の

SPC GALLERY で樋口正一郎 ドローイング展を予定している。

樋口正一郎 ドローイング BLM

 

     日本のバブル崩壊以後制作し続けてきた

「漂流シリーズ」の間に、ジョージ・フロイドさんが警官に殺され、

アメリカの人種問題が衝撃となった

自由と民主主義の守り神と言われるアメリカで、

トランプ大統領の差別主義が

一層破壊的分裂主義に向かったこともある。

今までのような曖昧な妥協的な収拾はつかないところまで

至っているとしか思えない。

というのも、アメリカには、かつて奴隷によって経済的基礎を築いた

そのノスタルジーを未だになんとか維持したいという魂胆が見え見えなのだ。

アメリカは植民地はないが、内なる植民地と言っていい

黒人、ヒスパニックなど差別がなければ

大国アメリカを運営できないという矛盾がはっきりした。

樋口正一郎 ドローイング BLM

 

     日本のバブル崩壊以後の経済の低迷も

「おしん」の時代に逆行しようとする。

文句や不平を言わない日本人をもう一度つくろうとする。

金持ちと大企業を太らせるだけの日銀のゼロ金利政策は国民には縁がなく、

その代わり、国民にはツケである負債を分担させるというもの。 

デフレスパイラルから抜け出すには、

国民がリッチにならなければ、つまり、金持ちと大企業ではなく、

国民にバラ撒かねばならない。日銀は真逆の政策をやっている。

樋口正一郎 ドローイング BLM

 

     地球のどこを見渡しても無茶苦茶な、

国家と思えないような政策に身を任せ、

私自身「漂流」を決め込む訳にいかず、

何かメッセージを発しなくては表現者ではないと自覚して、

生きる基本として、タイトルを「自由の視線」とした。

樋口正一郎 ドローイング BLM

 

      BLM/ジョージフロイド、もっとヘモグロビンを、

フェイクニュース、ボーダー、ダブルスタンダードなどを

サブタイトルとし、40数点ほど展示予定だ。

 

個展会場は:SPC GALLERY(spc.ne.jp)

        202044(月)~416(土) 12時~19時、

     最終日17時。日曜日休廊