人類が地球に出現した時から、人間は脳という幻想をつくり、
蓄えるくらいしか取り柄がない非力な動物だった。
人類はその後、非力さを補う技術を開拓し、今日に至っている。
非力さ故、国などの組織や鋭い感性と馬鹿げた夢想や幻想世界、
つまり非日常世界に棲家を見つけ、その伝統はフリ-メーソン、
イルミナティ、テンプル騎士団など大から小まで、
人間が集まれば必ず同好の士を集めてつくられてきた。
人類は基本的に私利私欲と権力欲の権化である。
古今東西、どんな革命もこれに尽きる。
神との誓約(コブナント)、契約をしたところで、
組織をつくった段階で誓約・契約も反古となる。
SDGsなどご都合主義の謳い文句も駆け引きの道具にしか過ぎなくなる。
自作品「COVENANT」
人類は、地球から全てを学んだ。
人類は地球との関係を根底に「神」の原像をつくりあげた。
様々な民族による多彩な神も集団幻想とも言えるものだ。
今や、絶対神・地球を侵すことが普通になっている。
しかし、今こそ、個人と国家がエゴで果てしなく分裂と破壊を繰り返す、
地球と人類に歯止めをかけるべきだ。
人類の果てしない欲望に絶対神である地球を
人類が何千年もかかって築いてきた理念も壊していることになる。

