久しぶりに雪が降ったので、間宮林蔵の生前墓がある
専称寺に行ってみた。
いつものことだが、市内には魅力的なところがないからだ。
専称寺はアトリエから100mほどのところ、
そして生家は、そこから250mほどで、
そこには小さな間宮林蔵記念館が建っている。
ここ、つくばみらい市の文化施設は唯一ここだけである。
市の謳い文句、緑が多く、自然豊かな環境も、住宅開発が進行し、
だんだん過密な様相になってきた。
そして新住民は自然に代わる選択肢が何もないことに気づき始めた。
買い物や飲食も隣の守谷市が多い。
都市から移住してきた人が、少子化が進行し、
都内などの住宅などが余る事態になれば、
都内の緑が多く文化施設などあらゆるものが揃っている地域にまた移住するだろう。
つくばみらい市という名に恥じない理念と文化を築いてゆくしか、
市が存続する道はないのだが、
間宮林蔵に続く文化を築いてゆく考え、政策はついぞ聞いたことがない。
たまたま、地域に与えられた条件だけで市を運営するには無理がある。
土地・不動産が他より安いというだけで、人が移住する理由にはならない。
人間のあらゆる欲望に対応する環境を目指すことが必要だ。



