それは突然やってくる。自分にもわからなければ、兄弟、両親、友人・・・。誰にも予測がつかないこと。
唯一、神様だけは、ひょっとして知っているのでしょうか
人だけがその事実を知り、生きている。けど、明日自分の身に降りかかるなんて、イメージできないし、考えられないもの。
私たちは、朝起きて、太陽があることに、雨が降ることに、風がふくことに不思議さは感じない。
毎日、当たり前のように繰り返される事なのですが、これは奇跡の一日のはじまりであり、奇跡の出来事なのです。
前置きが長くなりましたが、うちの社員のお母さんの訃報を昨日聞かされました。
あまりにも早い人生の終焉を迎え、さぞかし、その社員も心が悲しみで満ち溢れていることでしょう。
しかし、人は必ず死にます。それに対して、僕には何もできません。
せめて、この世を今当たり前に生きている社員や、仲間に一日一日の大切さに気付いてもらえればと思い書きました。
僕も実際には一日を無駄に過ごすことも多々あります。
そういう時は、確実に明日やればいいや、と思っている時。でも、その日が来ない可能性もあるんです。
僕の最近のテーマは一日を精一杯生きること。
さて、精一杯生きるとはどういうこと?この疑問がいまだに拭えません。何をすれば精一杯生きた事になるのでしょうか?
ただ、言えることは、仕事にしろ、遊びにしろ、とことんやればいいのでしょうか
そんなの簡単実は一番難しいような気がします。
新入社員には、初任給で両親に何でもいいからプレゼントをしなさいと言ってます。今まで育ててくれた感謝の気持ちを込めてと。その社員には言ってなかったかもしれないなぁ・・・。
その社員の初任給は今週末。せめてあと1週間遅ければ・・・と思う次第です。
親孝行は生きているうちに。今更なんて思わずに、一緒にご飯を食べるだけでもいいのです。
時間って生きている人生の長さです。
限りある命をかけがえのない人と当たり前のように過ごせることに感謝しなくてはと、痛感した今回の訃報。
普段はこんなこと書きませんが、とても自分の中で大きな気付きを得られたので、書かせていただくことにしました。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。合掌