続・無料で観れる 美術百選《幕張テクノガーデン(千葉県千葉市)》 | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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JR海浜幕張駅のほど近くに位置する幕張テクノガーデン。

ツインタワーおよび低層棟により構成された複合施設です。

 

 

 

そのモニュメントとして、海浜幕張駅から正面に出迎える形で、

ハンガリー生まれの女性彫刻家マルタ・パンの作品が設置されています。

 

 

 

続・無料で観れる美術百選051 

マルタ・パン《レンズ》

 

 

題して、《レンズ》

その名の通り、レンズ型をしています。

もちろん反対から観ても・・・・・

 

 

 

レンズ型です。うん。

 

 

マルタ・パンといえば、あのフェルナン・レジェや、

あのコンスタンティン・ブランクーシと交流を持つ彫刻界のレジェンド。

2001年には、 “文化・芸術のノーベル賞”こと、

高松宮殿下記念世界文化賞の彫刻部門を受賞しています。

その割には(←?)、ただレンズ型の彫刻って、

拍子抜けというかなんというか・・・・・と思ったら!

 

 

 

正面に周ってみると、何やらスリットのようなものがありました。

そして、その下には白い線があります。

で、その白い線の反対側に目を向けると・・・・・

 

 

 

その先に、何やらもう一つ、巨大な作品があるようです。

これは近づいてみるしかありません!

 

 

時計数分後時計

 

 

立ち入り禁止にはなっていましたが、

水盤に囲まれた空間に、作品が設置されていました。

 

 

 

こちらもやはり、マルタ・パンによる作品とのこと。

タイトルは、《碑》

《レンズ》に負けず劣らず、シンプルなタイトルです。

 

立ち入り禁止で、真下にはいけないため、

2階に上がって、作品を観てみることにしました。

 

 

 

タイトル同様、シンプルかと思いきや、

プロペラを思わせるような、意外と複雑な形をしています。

 

なお、《レンズ》《碑》を併せて観ると、こんな感じ。

 

 

 

スケール感こそ、全然違うでしょうが、

どことなく、ワシントン記念塔を連想させるものがありました。

誰も賛同してくれないでしょうが、僕だけは、

幕張のことを、「日本のワシントンD.C.」と呼ぼうと思います。

 

 

ちなみに。

余談も余談ですが、今回この記事を書くにあたって、

彫刻家のマルタ・パンについて改めて調べていたところ・・・・・

 

 

 

白山台マルタパンという名のパン屋さんがあるのを発見しました。

青森県にあるオシャレなパン屋さんで、

「八戸で1番美味しいパン屋」という噂だとか。

たぶん、彫刻家のマルタ・パンは関係ないです。

 

 

<無料で観れる美術 データ>
幕張テクノガーデン

住所:千葉県千葉市美浜区中瀬1-3

アクセス:○JR「海浜幕張駅」より徒歩2分

 

 

 

 

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