アートなTシャツコレクション~2023冬~ | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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【ルール】

名画をモチーフにしたTシャツを100枚集めたらゴール

 

  ・ただし、1アーティストにつき、1枚とする

  ・ミュージアムショップや展覧会のグッズとしてのTシャツは除外する

  ・ユニクロ(UT)も除外する

  ・グラニフも除外する

 

 

気づけば、師走。

今年もあっという間の1年でした。

本日お届けするのは、今年最後となる「アートなTシャツコレクション」。

冬なので、少しでも気候が暖かな静岡県の美術館で、今回はロケを行いました。

 

 

90枚目 グイド・レーニ(1575~1642)

 

 

 

前回の記事でも紹介した東京発の注目ブランド「#FR2」。

その中でも特に人気の高い「Smoking kills」シリーズで、新たにアートなTシャツを発見!

グイド・レーニの傑作《ベアトリーチェ・チェンチの肖像》がモチーフとなっています。

モデルのベアトリーチェ・チェンチは、実在の人物。

彼女は悪魔のような父から身を守るため、

やむを得ず父を殺害してしまったため、死刑となってしまいます。

グイド・レーニの描いた元ネタ(?)の彼女は、いかにも悲劇のヒロインという感じですが。

くわえタバコをしているだけで、悲劇のヒロイン感が一気に薄れています。

 

 

91枚目 ジョルジュ・スーラ(1859~1891)

 

 

 

2023年3月に立ち上がったばかりの新たなブランド「HOUSE OF PICTURES」。

絵画モチーフの商品を展開するアパレルショップです。

フェルメールやモネ、レンブラントにドガなど、

さまざまなアーティストの名画をデザインに落とし込んでいます。

それもただ、作品画像をそのまま使うのでなく、トリミングして。

ぶっちゃけ、ここのブランドのTシャツを、

端からゲットしていけば、企画のゴールは余裕。

・・・・・ただ、ここまで地道に頑張ってきたからなぁ。

ということで、泣く泣く、他のブランドでは見つからなさそうな、

スーラの《グランド・ジャット島の日曜日の午後》だけを購入することにしました。

 

 

92枚目 ジョン・エヴァレット・ミレイ(1829~1896)

 

 

 

あ、いや、やっぱり嘘です。

ミレイの《オフィーリア》デザインのTシャツも他では見つからなさそうなので。

「HOUSE OF PICTURES」でもう一着買ってしまいました。

これ以上は買ってません。本当に。

 

 

93枚目 三沢厚彦(1961~)

 

 

 

ジャンルにとらわれず様々な環境で、プロジェクトを立ち上げ、

その中から生まれる出来事を大切に活動するというgm projects。

そのうちのメンバーの1人が運営するWEB shopに、

大竹伸朗さんや草間彌生さんといった芸術家Tシャツが販売されているのを発見!

今年、千葉市美術館で大規模個展を観たばかり、

ということもあって、三沢厚彦さんデザインのものをチョイスしました。

脇腹の部分にプリントされているのが小憎い演出。

 

 

94枚目 モイズ・キスリング(1891~1953)

 

 

 

「モンパルナスの帝王」こと、キスリングが、

「モンパルナスの女王」こと、モデルのキキを描いた肖像画がモチーフ。

それに、いわゆるグリッチ加工が施されています。

グリッチ加工とは、テレビや電子機器の不具合から生じる乱れを再現するもの。

さすがに、いくらなんでもこんなに乱れはしないと思いますが。

 

 

95枚目 山下清(1922~1977)

 

 

 

そ、SOMPO美術館で開催されていた、

や、山下清を観た後に、や、山下清の、

ティ、Tシャツが、ど、どこかに無いか探してみたんだな。

そ、そしたら、い、意外なサイトで発見したんだな。

 

 

 

長岡花火デザインプロジェクト。

花火の街「新潟県長岡市」から、

長岡花火に関連した各種関連グッズを製造販売しているそうです。

まさか、そんなところにTシャツを注文することになる日が来ようとは!

この企画をやっていなかったら、一生こちらに注文する機会は無かったはずです。

 

 

ゴールまで、あと5枚。





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