ディズニー・アニメーション・イマーシブ・エクスペリエンス | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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現在、六本木の森アーツセンターギャラリーでは、

“ディズニー・アニメーション・イマーシブ・エクスペリエンス”が開催されています。

 

 

 

イマーシブ=没入。

エクスペリエンス=体験。

つまり、ディズニー・アニメーションの映像世界に、

まるで“没入”するかのようた体験ができる新感覚のイベントです。

 

2022年末に北米でスタートしたのを皮切りに、

世界を巡回するそうで、日本がその記念すべき海外巡回1か国目となっています。

なお、イベントのプロデューサーを務めるのは、

ドロシー・マッキムとJ・マイルズ・デイルのお二人。

エミー賞やアカデミー賞を受賞した経歴を持つ、世界有数のプロデューサーです。

 

 

さてさて、イベントは大きく分けて3つのパートに分けられています。

メインとなるのは、3面の巨大スクリーンが広がるギャラリースペースです。

 

 

 

AとBの2つのギャラリーがあり、それぞれで約20分間の、

ディズニー・アニメーションの映像と音楽を楽しむことができます。

 

 

 

約20分間の映像の中に登場するディズニーアニメ映画は、

『ピノキオ』や『ピーターパン』『白雪姫』といったレジェンド作品もあれば

『モアナと伝説の海』『ミラベルと魔法だらけの家』といった最新作も。

というか、半分くらいは近年のディズニー映画だったので、

ここ近年、ディズニーから遠ざかっていた僕のような人間には、戸惑いが大きいかも。

特に映像についての説明はなかったので、

今、何の映画のどんなシーンなのか、見当もつかず。

さらに、映像同士がシームレスに繋がっているので、

別の映画に移行したかどうかも、イマイチよくわからず。

それゆえ、物理的には映像に没入できたものの、精神的にはそこまで没入できませんでした。

まぁ、単純に、このイベントを訪れる前に、

ディズニーのアニメ映画を抑えておけよ、って話ですよね。

 

なお、2つの映像ギャラリーの間には、

「ヴィランズ・ルーム」と名付けられたエリアが待ち構えています。

 

 

 

ヴィランズとは、ディズニーの世界における悪役や敵役キャラクターのこと。

そんな彼らが集結したダークな雰囲気のこのエリアには、床にはちょっとした仕掛けが。

それは会場を訪れてのお楽しみです。

 

そうそう、仕掛けと言えば。

ネタバレにならないように、ボカしますが、

ギャラリーBでの映像体験のクライマックスあたりで、

スクリーンの反対側の壁面から、「シュー!」的な音が聞こえてきました。

映像も気になる。でも、音も気になる。

仕方なく、壁面を振り返ってみると、

思いもかけない光景が目に飛び込んできました。

たぶん、サプライズの演出だったのでしょうが。

「何でそっち側でやんねん!」と、心の中でナチュラルに関西弁でツッコんでしまいました。

 

 

ちなみに。

こちらのイベントは事前予約制。

イマーシブ体験時間は60分の入替制です。

入館料は一般・大学生で、前期平日3000円、

前期土日祝3200円、後期平日3600円、後期土日祝が3900円となっています。

この価格が妥当だと思えるディズニーファン向け、

ディズニーファンのディズニーファンによるディズニーファンのための展覧会です。

星

 

 

 

 

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