ヴェルサイユの国立高等園芸学校にて園芸を学んだのち、
アーティストへ転向した異色の経歴をもつフランス人アーティスト、ベルトラン・ラヴィエの個展で、
これまで未公開だったベルトラン・ラヴィエ作品7点が出展されています。
ラヴィエは、ありふれた素材や技法を接ぎ木のように組み合わせることで、
モノの価値観を揺るがすようなアート作品を生み出し続けているアーティストです。
例えば、こちらの 《Bilka》 という作品は、

モンドリアンっぽいテキスタイルの中央部分に、正方形を描いたもの。
テキスタイルのアシンメトリーな柄に、左右対称の形を描き加えることで、
芸術性と装飾性の関係について考察し、問いを投げかけている作品なのだとか。
・・・・・・・・・・・・・・ん??
気を取り直して。
例えば、こちらの 《Ibo》 という作品は、

ニジェールのイボ族の呪術の彫刻を型取りしてブロンズ像を作ったもの。
ピカソやモディリアーニらも影響を受けたプリミティブアートを象徴したものでもあり、
他国の宗教儀式のオブジェを芸術として讃えると共に自分たちの文化に帰化させたものでもあり、
植民地の歴史を二重に流用した作品なのだそうです。
・・・・・・・・・・・・・・えっ?はっ??
正直なところ、基本、”ちょっと何言ってるか分からない” 感じでした。
ただ、まぁ、そういう難しいことは脇に置いておきまして。
フランク・ステラの 《Empress of India Ⅱ》 というペイント作品を無断でパクり、
ネオン管を使って表現した 《Empress of India Ⅱ》 (←タイトルももろパクリ!) や、

白い冷凍庫を彫刻の台座に見立て、
その上に真っ赤なリップモチーフのカウチを置いた 《La Bocca sur Zanker》 など、

なんとなく絵的に面白い作品も、チラホラありました。
写真撮影可能ですし、無料ですし。
行って損はない展覧会です。
個人的には、こちらの 《Walt Disney Productions 1947-2013 N°2》 という作品がお気に入りでした。

コミック雑誌 『ミッキー・ジャーナル』 に掲載された、
「美術館見学」 のエピソード内に登場する絵画を実際に絵画化させたものです。
元ネタの漫画を見たことがないので、どんなシーンにこの絵が描かれているのかはわかりませんが。
確実に言えるのは、センスのかけらもない絵だということ。
ちらっとしか登場しない部分なので、きっと適当に描いたのでしょう。
まさかそれを実写化されるだなんて、実写化が得意なディズニーでさえ夢にも思ってなかったはず。
それと、もう1点お気に入りなのが、《Paysages Aixois》 という作品。

とあるフランスの田園地帯にある道路標識の表面を、
アクリル絵の具で塗り重ね、ゴッホの作品風に仕上げたものです。

単なる道路標識が、ゴッホ風の風景画に大変身。
その発想はなかった!
ちなみに、この道路標識、サント・ヴィクトワール山に関する標識とのこと。
・・・・・・・・・・。
サント・ヴィクトワール山ならセザンヌ風にしたほうが、より面白かったのでは?
その発想はなかった?
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