生きる尊厳 -岡本太郎の縄文- | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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岡本太郎。40歳。
東京国立博物館の一室で、たまたま縄文土器を目にした際に、こう叫んだそうです。

「なんだこれは!」

それ以来、すっかり縄文の美に魅せられ、
縄文土器を撮影した写真や、『縄文土器論』 なるものを発表しています。


そんな岡本太郎と縄文とをテーマにした展覧会、
“生きる尊厳 -岡本太郎の縄文-” が、現在、岡本太郎記念館で開催されています。
展覧会のキュレーションを務めたのは、
岡本太郎と縄文を同時並行で研究しているという國學院大學博物館の学芸員さん。
もちろん、会場で展示されている縄文土器は、國學院大學博物館が所蔵するホンモノの縄文土器です。

岡本  岡本


岡本太郎×縄文土器。
その競演は、なかなかの画力がありました。

ただ、せっかくの競演ならば、もう少しパンチがあっても良かったような。
國學院大學博物館が所蔵する縄文土器がイマイチ (?) だったからでしょうか。

土器  土器


はたまた、空間が綺麗にまとまりすぎていたからでしょうか。

会場  会場


「なんだこれは!」

と思うほどのインパクトはありませんでした。
星


個人的には、岡本太郎が縄文時代をどう捉えていたかよりも・・・

縄文


弥生時代をどう捉えていたかのが、興味深かったです。

弥生


「卑弱」 って。。。
「奴隷的諦め」 って。。。
弥生時代の人は、今頃、草葉の陰で泣いているに違いありません。




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