第七十五話 国宝ハンター、3年目に突入する! | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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前回までのあらすじ~
 謹賀新年
 旧年中はひとかたならぬご愛顧にあずかり、誠にありがとうございました。
 皆様の温かい声援のおかげで、これまでに560件もの国宝に出合うことが出来ました。
 本年も一層多くの国宝を紹介することを目指し、誠心誠意ハンティングする覚悟でございます。
 なにとぞ本年も倍旧のご支援のほどお願い申し上げます。
 おせちもいいけど国宝もね!



いよいよ2014年が始まりました。

今年の初夏には、あそこを巡らなくては!
今年の秋には、あの超有名な国宝が公開されるので、行かなくては!

と、今年も国宝ハンティングの旅の予定は、目白押しです。
おそらく国宝ハンターを休む暇は・・・ないでしょうねw


さてさて、新年一発目に行く場所と言えば、もちろんトーハク。
これは、もはや国宝ハンターあるある (←?) の一つと言っても過言ではありません。

トーハク


毎年、東京国立博物館では、新春特別公開として、
貴重な国宝の数々を期間限定で公開してくださるのです。
今年も、長谷川等伯の 《松林図屏風》 に、

松林図屏風


雪舟の 《破墨山水図》 に、

雪舟


池大雅の 《楼閣山水図屏風》 に、 《万葉集》 に・・・って、全部観たヤツやないか~い!!
そうなのです。
恋愛に3年目のジンクスがあるように (?) 、
国宝ハンターにも3年目のジンクスがあったのです。
開始から3年経つと、そろそろダブり (=一度観たものが再度展示される) が増えてくるみたいです。

結局、この日、ゲットできたのは・・・

瑠璃壺


《筑前国宮地獄神社境内出土骨蔵器》 (ジャンル:考古資料) 、ただ一つだけ。
幸先が悪いにもほどがある結果です。。。


気を取り直すべく (?) 、江戸東京博物館へと向かいました。

江戸博


こちらでは、現在、 “大浮世絵展” が絶賛開催中。
残念ながら、浮世絵には、国宝指定されているものがないのですが。
浮世絵前夜の作品として、彦根城が所蔵する 《紙本金地著色風俗図〈/(彦根屏風)〉》(ジャンル:絵画) が、
期間限定で展示されていました。

彦根屏風


描かれているのは、当時の京の遊里の様子。
近世初期風俗画の傑作として知られる国宝です。
人々が生き生きと描かれています・・・というか、生き生きしすぎ!
特に右の男子、お前だ!!

彦根屏風


このクネ男は、確実にナンパしていますね。
「ねぇねぇ、美味しい団子屋知ってるんだけど、行かない?」 じゃねーよ、このヤロー。
チャラチャラしやがって。

国宝は好きですが、チャラ男は嫌いです。


今現在の国宝ハンティング数 562/1089




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