♪ランランラ~ ランランラ~
ティンゲルティンゲン グレネルヴィーナス (←かなり適当!)
ランランラ~ ランランラ~
ティンゲルティンゲス ラ~ラ (←ここも、かなり適当!)
ということで (?) 、
今回ご紹介する美術展は、 “フランダースの犬” ではなく、
“フランダースの光 ベルギーの美しき村を描いて” です。
Bunkamura ザ・ミュージアムにて、10月24日まで。
フランダース地方にある村シント・マルテンス・ラーテム。
19世紀末から20世紀初頭にかけて、
フランダースの芸術家が、この村にこぞって移り住み、創作活動をしたのだそうです。
コローやミレーでお馴染みのバルビゾン村のベルギーver.といったところでしょうか。
そのラーテム村で制作した芸術家の作品89点を、
3つの世代に分けて紹介しようというのが、今回の美術展です。
さてさて、ラーテム村自体、初耳だった僕。
当然、そのラーテム村で制作した芸術家も、ほぼ知らない人ばかり。
何だか久しぶりに、予備知識なく、美術展を楽しんだように思います(^^;)
『第一章 精神的なものを追い求めて』 のコーナーで気に入ったのは、
ヴァレリウス・ド・サードレールという画家の作品群。
(名前を覚えられえる気がしません)
《フランダースの農家》
《冬の平原》
ブリューゲルの絵に似ている気がしますが、
ブリューゲルの絵には無い独特のまがまがしさを感じます。
こんなにも心に忍び寄るように迫ってくる風景画は初めて観ました。
それからもう一人。
独特の人物描写をするギュスターヴ・ヴァン・ド・ウーステイヌ。
(これまた名前を覚えられえる気がしません)
《悪しき種をまく人》
何となくインチキ外国人っぽい顔立ち。
ちなみに、この絵の横に飾ってあったのは、
同じ画家による 《うずくまったデース》 という作品。
キャプションを読むまでは、モデルの名が “デース” さんとは知らず、
「ワタシ、ウズクマッタデース」
的な解釈をしてしまいました (恥)
続きまして、『第二章 移ろいゆく光を追い求めて』 のコーナーでは、
エミール・クラウスの作品群が、自分的にツボでした。
《刈草干し》
《ピクニック風景》
特に、 《ピクニック風景》 は観ているだけで、
何とも幸福な気持ちになれる一枚。
描かれている人物たちの幸せそうな姿を、
ベルギービールを片手に、眺めていたくなりました。
またこの第2章には、
エミール・クラウスに学んだ2人の日本人作家の作品も紹介されています。
その一人が、児島寅次郎。
《黒い帽子の女》
上の絵の方は、日本人の手によるものとは思えませんでしたが。
彼のもう一枚 《川辺の風景》 は、あれあれ。。。
(画像はありません。あしからず)
絵のタッチは、完全にヨーロッパ風なのですが、
絵の右下に・・・
「明治四十二年 八月十七日 リス河岸 ジュヤ君と太田君 作 虎」
のサイン。
何ともミスマッチな感じでした。
それから、もう一点気になった絵が、
フリッツ・ヴァン・デン・ベルグの 《庭の少女》
女の子が、こちらに向かって、確実に何かを叫んでいます。
一体、何と叫んでいるのでしょう?
その答えはわかりませんが、
とりあえず、女の子の仕草が林家パー子風なことが気になります。
ラストは、『第三章 新たな造形を追い求めて』。
こちらで気に入った作品は・・・ありませんでした。
何だか、自分的には、どれもピンとは来なかったです。
最後の章だけ消化不良だったので、
3から1を引いて、2ツ星。
パトラッシュ…僕はランキングへのご協力をお願いをし続けるのに疲れたよ… (笑)