「美しさ」は、礼儀という小さな「きまり」ごとの積み重ね。 | 言葉のチカラで『美心整活』。智恵の心を整える毎日名言。

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ここのところ、わけあって、

自分の幼い頃を思い出してました。


その思い出は、
父の【躾】。





父は一家の大黒柱という名に相応しく、

父の言うことは絶対でした。



幼い頃の私にとってそんな父は
【言うこと聞かないと、恐ろしく怖い存在】




特に、
夕食の時間は決まって躾のオンパレード。




正座で座らなければならず、
背中をまるめようなら
箸のビンタ。



膝もとが揃っていなけりゃそれも叱られ、
しびれて足を崩そうとすればそれも怒られ。



食事マナーには大変うるさく、

箸を正しく持てていなかったり
よそ見や、少しでもくちゃくちゃと音をたてて食べていたりすれば
箸のビンタ。

うっかりテレビに夢中になって、食べる手が止まったら箸のビンタ。

肘付きも、
肘じゃなくても手の置くべき場所や、
魚を綺麗に食べられていなかったり
食べ物を残したりしたら
稲妻のようなお怒りが…。



まだまだありますが、
ココに書ききれないくらい
恐ろしく叱られて。




どうしてそうするかもよく分からずに、
怒る父がこわいから
むすっとしながらも、言うことをとりあえず聞いていた私…。




それでね。

今になって、本当に、
あの怖くて恐ろしい日々が
礼儀作法をとことん染み込ませた日々が
それがなければ
私は社会で自信を持ってやっていけなかっただろうと
そう思うのです。


礼儀作法とは、相手への心遣い。



父は、単にわたしに、
「カタチ」や「ルール」を教えていたのではなく、
「相手を想うこころ、敬うこころ」
持つ人間になって欲しいから
厳しく何度も伝えてくれたのだなと。



そしてね、この記事を読んでまた改めて、
父に深く、深く感謝しました。





自分が美しいのかは、わかりませんが、

父の教えの深さに、

感動した夜でした。





ありがとう、おとうさん。



あなたの娘で、本当に良かった。