ぐるぐるめシリーズ。
今回は、池袋のとある看板のない一軒家の隠れ家的なお店。
というか本当に看板ないので隠れてるけど。
池袋の西口から徒歩15分くらいかな。
いってきました。
約束の時間についた。
お店の中見ても、友人達はいない。
カウンター席7席とひとつのテーブルのみ。
なにやら常連さんらしき人たちが
すでにわいわい飲んでる。
はいりずらい。。
待てど暮らせど来ないので
勇気を振り絞り入ってみた。
(というか予約して在るんだから、勇気もなにも。。。ね）
『あのー、予約していた者なのですが。』
店主が
『構いませんよ。』と笑顔で言った。
カウンター席に座ってそわそわしていると
『あ、もしかして、予約された方ですか？』
と店主。
『はい、そうです。三名で予約しております。』
笑顔で愛想良く私が答えると
1人で来ている常連さんらしき隣の男性の方が
『珍しいですねぇ』
と一言。
『うちは有名じゃないのに。よく見つけましたねぇ。何で見つけましたか？』
『実は私が見つけたのではなくて、まだ来てない友人が、このお店を見つけて予約してくれたのです。』
すかさず、カウンター1番奥のこれまた常連さんらしき女性が
『コウイチ。もう一つお願い。』
とビールを頼んだ。
すると連れの男性が
『もう呼び捨てかよ（笑）』と笑った。
…あれ？常連さんじゃないのかな？
女性はわたしに顔を向けて
『ね？迷ったでしょ？』
とイタズラに微笑んだ。
『はい（笑）道には迷わなかったんですよね。Google先生が居ますし（笑）
でも、本当にこのお店でいいのか、ここしかもうお店はないのに、心が迷いましたね（笑）』
そこにいる全員がドッと笑った。
わたしは気になったことを尋ねた
『みなさん全員、お知り合いの方なんですか？』
『いやいやいや～』
全員が身振り手振りで同じ反応をした。
その時、店を予約した当の友人が
お店の前を通り過ぎた。
『あ！此処だよー！』と私はすぐに扉を開けた。
『あー！良かった！ごめんね遅れて！』
友人がお店に入ると同時に
そこに居合わせた客たちが全員
『いらっしゃーい！』
『おっ来たか来たか！』
『あら！これまた綺麗なお姉さーん』
『やっぱみんな迷うよね（笑）』
なぜかみなさんで出迎えてくださった。
不思議なお店だった。
その時居合わせた客たちは
すぐに打ち解けられる雰囲気があった。
かと言って、
どんどん仲良くなってくださいね話してくださいね、という雰囲気でもなかった。
自然と、コウイチさんが提供する食を通して繋がっていく…
そんなお店であった。
最近の智恵のお気に入りのお店。
店主は山形出身らしく山形のお酒が置いてあります。
料理は和食中心で、ダシにこだわりがあります。
さっぱりだけど、奥深いキレのある和ダシが特徴です。
裏メニューも豊富ですが、まずはメニューに載ってる定番ものを制覇しないと出せないなぁと言われました（笑）
ま、ウソかもしれませんけどね。