受けとること
感じとること
ぜんぶぜんぶ
“誰か“との間にあるもので
それがわたしを
“ひとりではない“ことを
どうしようもないくらい
証明してる。
ずいぶんと
そっぽを向いてきたんだ
そんなことが
胸いっぱいに広がってゆく
ひとつずつ選び取っていったなかで
失敗したー とか
あちゃちゃーって
そんな風に感じたとしても
優しい気持ちが
流れてくるのは
なんだかやっぱり
恥ずかしいんだけど
そこにきゅっと
身を委ねられてる自分がいることに
ほぅ、変わったのぅ
なんて、
人生重ねてきた誰かみたいに
そんな風に演じたいものを演じながら
じんわりと
受けとるんだ
感じるんだ
知ってしまったみたいなの
味わってしまったみたいなの
だからそこが愛しいみたい。
ねぇねぇって
言った矢先に
言葉をつぐんだ彼の口元を見て
言葉の奥の
思いの深さを見たような気がして
思わずその気持ちひっくるめてまるごとぜんぶ
抱きしめたくなった
きっと自然の中にいると
なんでも包みたくなっちゃうのが
性分みたいで
すべてを差し出しても
構わないような
揺るぎないものが
わたしのなかでぐんぐんと育ってゆく。
プラスでもマイナスでも
いいでも悪いでもない
そういったところを越えたところで
ただ
あなたに逢いたい
それだけ。
受けとること
感じること
そのあったかな幸せな重みを
ただ仲良く抱きしめて
分かち合っていきたいだけ。