あなたが妄想することは | 雷人の部屋〜催眠・メンタリズムから見る潜在意識の世界

雷人の部屋〜催眠・メンタリズムから見る潜在意識の世界

メンタリストが語るココロとカラダ、ときどきタマシイの話。


想像力は無限大である。

たとえ荒唐無稽な絵空事であっても、それを本当だと思えば現実で力を持つ。

例えば魔女裁判。
一人の、あるいは集団の妄想が、沢山の無実の人の命を守る奪ってきた。


この本にも書いてあるが、ワニの糞が傷薬だと信じられていたときもあった。

それは悪いことばかりではない。

ニュートンは魔術や錬金術を信じていたから、万有引力の法則を発見できた。

月に旅行する小説家世に出てから約100年、たくさんの人が月に行く妄想をこじらせて「無駄に」頭を使い、その積み重ねで、本当に人間が月に立つことが出来た。

僕自身。
今よりもっと若くて、何も持っていなかったとき。
ただの田舎の少年でしかなかったとき。
夢だけが自分を支えてくれた。
そしてテレビにも出たし、そこそこ名前が売れるようにもなった。
すべては妄想から始まったのだ。

アニメやゲームの世界に耽溺するのも良い。
他人からはバカげていると言われる世界を信じるのも良い。
夢を持ち続けるのも良い。

それが現実になるかはわからない。
でも、あなたが信じたことは、いつか必ず力を持つ。
そうやって人は、歴史を作ってきたのだから。